新卒て入社した会社にはリストラにならなければ、一生いるつもりだった。
ただ、それは入社してから6年ぐらいたってからの話。
タイトルから気になっていた本。何度か書店で、手に取ってはいたがレジまで持っていくことはなかった。
映画となり、映画の宣伝を見ているとやはり気になり購入することに。
よく本のいいところは、
「自分が、経験できないことを読む事を通して体験できることだ」
と言う人がいる。
わたしはこの本で、主人公「隆」自分が体験した、あるいは感じた事を追体験させてもらった。
私には「隆」と同じように家族がいて、学生の時の友人がいた。
そして、「ヤマモト」はいなかったが、本があった。
景山民夫の「モンキー岬」で
逃げてもいいんだ。
と気付かせてもらい、
椎名誠の「本の雑誌血風録」(だったと思う)で椎名の奧さんが椎名が、会社を辞める時に言ったという
今の日本て飢え死にすることはないから、いいんじゃない
に、激しく共感し、気が楽になった。
結局、私のいた会社には「隆」の会社にはいなかった素晴らしい仲間がたくさんいた。
だから、最後は一生いるつもりになっていた(現実、仲間の殆どはその会社にいないが)。
そして、その時のと仲間とは今でも、機会がある時は飲んでいる。
とっ散らかってきたが、もし、悩んでいる人がいれば是非、読んで欲しい。
特に若い人。
悲しい事が、起きる前に手にとって欲しい。
そして、人生とは誰のものなのかを思い起こして欲しい。
長々、失礼しました。