CourseOut

なんてことのない普通の暮らし。ちょっとしたことでもいいから、たまには〝CourseOut〟したいものです。

風が強く吹いている

2016年04月29日 | 
 引き続き三浦しおん。
期待はかなり高かったが、それを裏切らない面白さ。

設定は完全にあり得ない。しかし、そんなものはどーでもいい。実際に行われている箱根駅伝を舞台としているから設定が気にかかるが、そもそも小説にリアリティを求めるのであればノンフィクション物を読んでいればいいのだ。

ストーリー良し、テンポも良し。そして登場人物のキャラクター良し。今回気づいたのだが、この作家の軽い文体が、それぞれの登場人物の決して軽くない過去や背景を悲壮感なく読まさせてくれる。

駅伝が始まってからレースの展開の描写はもちろん、それぞれのランナーが走りながら過去の自分、箱根を目指してからの変化を振り返る後半は絶対的に面白い。そして、その軽快な口語体の文章が登場人物への垣根を低くし、容易にに感情移入させてしまう。
レースの盛り上がり、登場人物への感情移入が最高潮にたっするレース終盤シーンはどっぷりと物語につかり、本を読んでいることの幸福感をも感じる。

レースの余韻にひたりながらのエピローグも◎。

この作家、本当に気に入ってしまった。近いうちまた読むぞ!
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ドカティ モンスターS2R800

2016年04月16日 | バイク
 先週の土曜日はついに新相棒の納車。
ドカティ モンスターS2R800(2005年式)。

去年の春先にはほぼMT07の購入で心を決めていたが、資金計画のために訪れたレッドバロンの営業3人のうち2人に反対された。理由は「乗りやすいってことは飽きちゃう可能性あるよ」、「試乗しましたよね、直線走ってどうでした」。う〜ん、バイク屋なんだから、欲しいと言っているバイクの値段を教えてくれよ。とも思ったが、悩みだしてしまったのも事実。その日に展示してあったのがコイツ。S2R800。

軽さはMT07同様。足つきはこちらのほうが良い。車両価格も60万を切っている。ポジションもものすごくしっくりくる。しかし、ドカ。乗れるのか。と思いながら、どうせ来年の春から乗るバイクを探しているのだからとしばらく悩むことに。

大型、ほどほどのパワー、車両重量の軽さ、足つき、アップハンドル、軽快さ、楽しさ、予算。を選定基準に結局候補は



・ドカティ モンスターS2R800
・ドカティ モンスター696
・トライアンフ ストリートトリプル85

の3台。

CBRを手放しに行った時に、レッドバロンに行き相談すると、春先に跨ったS2Rが札幌のお店に残ってるとのこと。やっぱり見てる車両が良いので即決した次第。

納車時は24,579km。CBRは3,000㎞も走れなかったので、コイツはもっと走りたい



ブレンボのブレーキ、マルゾッキのサス、マルケジーニのホイルと所有欲を満たしてくれる。






エンジンは空冷2バルブLツイン。実は空冷好きなのでこれも希望通り。



しかし、この結束バンドはなんとかならんものかの〜〜〜。


で、乗ってみる。

とにかくポジションが楽。シートも柔らかくて良い。
シート高はカタログ値800㎜。後輪ブレーキに足をかけて少しずらせば左足はかかとまで着く。おかしい。わたくしはそんなに足は長くない。
ふとみるとフロントフォークが20㎜ほど突き出している。たぶんこれで車高が下がっているのではないか。ラッキー。

今日、大沼の周りのワインディングに入ったが、やはり簡単には曲がらない。これは乗り込んでみないと、コツがつかめませんねー。

街乗りは思ったよりも乗りやすい。エンジンも低速でも思ったよりも粘る。

そして、これは特筆。バックトルクを逃がすというスリッパ-クラッチ。コイツがこのバイクを圧倒的に乗りやすくしてるのではないか。握った感じは軽いし、とにかく不快なエンブレを逃がしてくれる。これが街乗りに効く。2足でトロトロ走ってもギクシャクしないのでホントにイイ。
それはワインディングでも同様で減速時のエンブレが少ない。さらに3速から2速に落としても同様にエンブレが非常に少ない。正直これには感激。

今のところ、街でもワインディングでもOK。

追加のインプレはまた次回。













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