今日は憲法記念日です。
もうかなり昔になりますが、大学では一応法学部だったので、
最初に憲法の講座をとって勉強したことを思い出します。
その当時の憲法記念日は
野党も元気で結構デモもあったり、にぎやかで、国民の関心も
高かったように思います。
最近は安保法制も含め、憲法解釈がどんどんと拡大され、
歯止めがきかなにような感じで、拡大解釈され、いつの間にか
アメリカが攻撃されたら、日本もそれに対抗する武力行使が
できるような法律のたてつけになってきたり、
自民党の中もかなり護憲の勢力が減りつつあるように思います。
ご存知のように日本憲法は
「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」を原則とする
ものですが、どうも言葉が空虚になってきて、もっと
しっかりと憲法の精神を自分なりに考えてみる今日はいい機会です。
読売新聞の世論調査によれば憲法改正に賛成は61%だという
しかし、中身を調べてみると
大災害や感染症の拡大などの緊急対応における政府の責務や権限に
ついて憲法に明記するとか国会議員の緊急事態の際の任期延長とか
何か憲法論議とはいえないようなところの改正。
基本的な戦力不保持を改正する必要があるは51%、戦争放棄を
定めた9条の改正については必要ないが75%です。
つまり基本的な3原則はあまりいじらなくてもいいと思って
いる人が多いのように感じます。
基本原則以外のところは法律で修正するなり
明記することで、何か憲法改正ということばで覆うより、
具体的に何をどうするのか、具体論で議論を進めてそれに
適した法改正を進める方がいいと思います。
何か憲法改正という自民党右派人たちの言葉。
本音はこの憲法はアメリカから与えられたもの、
自分たちで憲法をつくりたいという人たちの
思惑に惑わされないようにしたい。
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