哲学者のマルクス・ガブリエル「日本社会への問い」の中でこんな
風にコメントしている。
アメリカ社会を評して「二大政党と金権政治」ととらえ
「・・・二大政党と金権政治、さらにはあらゆる意味でアメリカが
国として古くなってきたということが、問題を顕在化させてきた
のだと思います。国の政治に二つの声しかないとしたら、
当然ながら遅かれ早かれ二極化した構造になってしまいます。」
「・・・四年ごとに、普通の戦争犯罪人か正気でない人の
どちらかを選ぶという、極端な選択することになるわけです。
私は、いつかは正気でない人が勝つだろう。・・・
常に二つの選択肢しかなかったら、民主主義では通常は
良い方かマシな方が勝つとしても、どこかの時点で、
悪い選択肢の方も勝つ時が来ます。これは統計的な事実です。
そして、ドランルド・トランプ氏の当選でそれを目の当たりに
したわけです。」
もちろん、ここでトランプ氏の当選というのは今回ではなく、
前回のことです。
確かに考えさせられますね。二大政党がいいのだという
大前提で考えてましたが、思い込んでいましたが、本当にそうなのか。
日本の今回の選挙での分裂も民主主義としてはまっとうな出来事
これはこれでいいことなのかもしれません。
そして時には悪い選択も勝つことがある。まさに今回のトランプ氏が
大統領選に勝ったこともそうなんでしょう。
でも、日本だって、正しい選択をしているわけでは
ありません。 兵庫県は大変ですね。
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