日没後に、衝の時期の火星・木星・金星・シリウスの明るい4星が同じ空に一度に見られる状況が続いているが、
2月10日未明に月と火星とふたご座の2星が接近。午前3時過ぎに自然に目が覚める。ちょうど雲から-0.8等の火星と月齢11.6の月が出てくるところだった。
3時42分20秒(秒はおよその数値)、火星と月のあるふたご座より天頂方向のやまねこ座の空域に、-3等くらいの火球と言うには微妙な明るさの流星が、火星と月の方向に向かって流れるのが見えた。
流星の位置:やまねこ座、飛行方向:垂直(天頂→地平線)、色:白、痕:太く明瞭,白色。
4時頃に火星と月が建物の影に入る。火星と月の距離は1°程度。火星食直前で月の欠けた方向に火星がある位置関係となっているのが見て取れるが、火星食は見られず残念。
今月3度目の星食観望。午前3時半に自然に目が覚める。快晴。
月齢23.9の月、望遠鏡で見ると、虹の入江が欠け際近くにあるため印象的に見える。
8日の土星食と違い、恒星には面積がないため低倍率で待機。
およその時刻4時14分08秒に出現。暗縁の月縁に、遠方の照明の点灯時のような感じに見えてきれいだった。
5時頃、月から離れたスピカが肉眼でも見えるようになる。 月が加わった春の大曲線を見ていると、5時09分頃に北斗七星とアークトゥルスの間を、アークトゥルスより少し暗い人工衛星が東へ移動するのが見えた。
カペラ・アークトゥルス・ベガの3つの0等星が一度に出ている様子や火星を見て就寝。
午前3時 目覚ましで起床。夜半に雨の予報だったが降らなかった模様。
望遠鏡でアトラス・プレイオネ・アルキオーネが明瞭に見え、タイゲタ・マイアがかすかに見えるが、
暗縁潜入直前のエレクトラは、月が月齢12.9と満月に近いため見にくく、10秒以上目を凝らして発見。
およその時刻3時13分頃に、虹の入江付近の月縁に潜入。
3時30分頃から、タイゲタ・マイアとの位置関係を見て出現視認を試みるが、明縁のため潜入時以上に見にくい。
3時48分頃に月縁から離れた位置にあるのが見られた。
4時頃に建物の影に沈みアルキオーネ食は見られなかったが、思ったより好天で月と昴の接近がよく見えた。
冷たい風が強く吹き始める中、後を追うように建物の影に沈むヒアデス星団や木星を見て終了。
12月8日18時 月齢6.9 少し雲が出ているのが気になるが概ね快晴。肉眼では月の明るさのため土星(1.0等)があるのかちょっと分かりにくい。
望遠鏡では土星が徐々に暗縁月縁に向かっているのが見える。月の欠際の付近で明縁に近いため、暗縁であっても月の輪郭が掴みやすく見やすい。
時計を見ようとしてうっかりウェイトシャフトにぶつかり第一接触の瞬間がうまく見られない失敗をやってしまった。が、土星本体と環が順次潜入するのが見られた。
出現場所付近に危難の海があり、これを目印にできるため高倍率で待機。月縁が揺らぐため少し見にくかったが、まず環の端から順次土星全体が出現するのが見られた。
土星が危難の海に並ぶようにしながら遠ざかるのを見て終了。
深夜には火星・木星・シリウスの三角形が見える。ベテルギウス・プロキオンの冬の三角より大きく明るい。衝の時期の(概ね0等より明るい)火星と木星が並ぶのを見るのは多分初めて。
普段の地平線付近は街明かりのため空がぼーっと光っているが、今日(8日)は快晴な上に乾燥しているためか、普段より暗く、わずかに白く光っている感じ。
2024-12-3
12月2日も快晴。昨日見られなかった、火星プレセペ星団接近の観望を試みる。
東の建物の上に出たばかりの火星に望遠鏡を向けると、
建物上端からの「プレセペ星団の出」が見られた。
夜半頃に道路面が濡れているのに気付く。乾燥した日が多い中久々の夜露。
2024-12-2
12月1日 快晴。更に環が細くなった土星を観望。
金・土・木が夜空に並ぶ。その後火星が昇り、金星が沈むため空に一度には並ばないが、惑星の中でも見やすい4惑星が見られた。
(衝の時期:土星9月,木星12月,火星1月・金星の東方最大離角1月,内合3週間前2月28日)
昴とオリオン星雲も見た後、
普段使わないアストロスキャン(口径105mm)でヒアデス星団を見る。
ヒアデスは見かけの面積が広く、また今回は空の高い位置にあるため、16倍の低倍率で見ることができて、機器全体の大きさが小型のアストロスキャンが向いている。V字端のεTau(3.5等)より北方向にある、κTau(4.2等)を含めて並ぶ4星なども見られた。
火星プレセペ接近は、火星が昇って間もなく雲が出たため見られず。