今回の内合直前金星は、時期が3月上旬なので太陽から離れている上に(3月21日内合時太陽の北9.3°)太陽の北側で金星が遅く沈むため、比較的よく見える。
3月7日に、8日東方最大離角となる水星を金星を目印に探して、それらしき星を見つけるものの薄雲でよく見えず。
3月9日(8日は雪)、雲が多いが西の空は晴れ。時刻はうろ覚えだが18時15分頃、再び金星を目印にして水星を双眼鏡で確認、双眼鏡で見た位置に目を凝らすと肉眼でも見えた。
西の開けた場所に行かずに自宅周辺で水星を見るのは初めて。
望遠鏡で見たが、半月のような満ち欠けの形は確認できず。基本的に色収差のない反射式望遠鏡であっても接眼レンズの色収差のためか虹の七色に見える。金星の場合は、天体像の両端に若干の赤色と青(紫)色が見えるのみ。
22時には雲が切れて、先月に続きふたご座の火星と月齢9.1の月の接近が見えた。