有為の深山

日々の徒然由無し事

マスク対策は失敗!

2020-05-02 | 有為深山の床屋政談
 マスクの市場価格は、もちろん前の状態ではないが、供給量が持ち直しの兆しを見せ始めいているようで、価格が下落に転じているように感じる。
 今回の新型コロナの影響でマスク不足になったのは、中国からの輸入が途絶えたからなのだが、中国依存度が80%あったとか。従来のインフルエンザ対策とか花粉症対策などのマスク需要だったら、中国での需要はそれほどないし、欧米諸国も需要はほとんどないので、中国からの輸出先は日本がほとんどだったと思う。
 だが新型コロナウィルスの流行で、感染対策のマスクの効用が認められて、中国国内のみならず、欧米諸国でも需要が高まったせいでマスクが日本に入らなくなった事が、供給量減少の原因だろう。
 欧米諸国は、日本人がマスクをしている姿を異様だといい、笑い馬鹿にしていたが、今ではみんなするハメになって、もう日本人を笑うことはできなくなっただろう。
 中国は、最初のうちは背に腹は代えられないとばかりに国内優先で正式契約まで無視し、日本が注文し中国の工場で生産したものを輸出ストップをかけてまで国内状況を考慮したやり方はどうかと思う。日本が注文したマスクに関しては、中国国内に流通させるわけでもなく、国内の批判をうけない措置や地方政府の勇み足ともいえる行動だったみたいだが、国際貿易ルールから見て疑問符が付く行動だったと思う。最初に日本からマスクを送られていたにもかかわらずである。中国とはそういう国だというのが日本国民に強く印象づけられたのは否定できないのではないかな
 物品の貿易相手国を一国に頼るやり方はどうかと思う特に中国ロシアには気をつけるべきだと思うよ。まぁ、トランプが大統領のアメリカも同じかぁ
 それにしてもマスクの国内流通はまだまだ不安定だね。品薄感がたっぷりで価格も高いし、売られている店も安定してない謎の卸業者がいるらしく、一般的な流通ルートに乗らない形でマスクが流通しているので、結局、一般庶民にとっては、どこに行ってもマスクが手に入らない状態が続いたままだ。ニュースでやっているのを見ると、どうも中国製マスクが中国国内ではダブついて来ているのじゃないかと推測できる。
中国国内ではもう儲からなくなってきているのかもしれない。だから儲かりそうな国外へ放出してき始めている兆候ではないだろうか
 アベノマスクが全国民に行き渡る頃には随分と陳腐なものになるかもしれない。今言われているのはアベノマスクに400億くらい掛かるそうだから、後々、税金の無駄使いと言われるのは間違いなさそうだ。マスク工場でも造った方がまだ良かったかもしれない。
 マスクの市場をコントロールするのは強権発動しないといけなかったと思うよ。転売業者を撲滅するために罰則まで設けて強権を発動したのだから、価格統制みたいなところまで踏み込めば良かったのにねぇ
政府一括で買い上げて(実際は通産省の指定を受けた仕入れ業者)、もちろん罰則付きで他の一切の業者は排除する。価格を一定にして市場(まぁ、最初はドラックストアと薬局。後にはスーパーなども)に卸す。これももちろん一定価格以上で売ってはいけないこととする。国内生産はいろいろな業種からの参入を促して、補助金だろうが奨励金だろうがくっつけて参入業者に損が出ないようにする。とにかく国内供給量と価格をコロナ前の戻し国内を安定させることが求められている
それもこれも晋三ちゃんの度胸一つに掛かっているかな


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