有為の深山

日々の徒然由無し事

中国で「松坂牛」が商標登録却下

2010-05-13 | 有為深山の床屋政談
日本の特許庁で認められている「松坂牛」が、中国での商標申請を却下されたとのことである。
日本で商標登録されていても、それぞれの国で商標登録しなければ通用しないのは当然ではあるが、日本の地域的から派生した商標が、中国では却下されてしまうのである。

中国では、商標ビジネスが盛んのようで、その実態は、非常識きわまるもので、そのような商標を認可している中国政府というのは、海賊政府といっていいかもしれない。

以前から「中国で商売するときは、気をつけろ!」とは言われてきたが、相変わらず「中国で商売するときは、気をつけろ!」なのだ。
こういう点を、改めない限り、中国は先進国の仲間入りを果たせないだろう。
今や、中国は世界の市場である。
中国での商売は、儲かるのであり、サブプライム問題に端を発する今回の世界不況から脱する役目を大きく果たした。

だが、中国では、世界で通用するようなある常識も、世界で通用するような商慣行も通用しない国であることが、やはり事実なのであり、北京オリンピックを開催しようが、上海万博を開こうが、大国とは、とてもいえない世界の3流国なのだ、ということが、今回のことで再認識させられた。


日本政府としては日本の国益を逸することでもあり、毅然とした態度で対応すべきであるが、どのような手を打ってきたのだろうか。
日本が中国に舐められるような対応を受けるようになった原因は、前の政権である自民党に、その責任があるだろう。

民主党の自責点によって、自民党は支持率を上げているようであるが、以前の自民党政権が何をやってきたのかを考えれば、とても自民党を支持はできる気持ちにはなれないのである。