有為の深山

日々の徒然由無し事

東京地検の目的は果たされたか

2009-03-30 | 有為深山の床屋政談
小沢一郎の秘書逮捕は小沢一郎と民主党の支持率を下げ。
麻生首相と自民党の支持率を上げた。
支持率という点から言えば、
麻生首相は崖から落ちるところを救われた事は確かである。

捜査は二階俊博経済産業相に及ぶ様相を見せているが
影響は少ないと思われる。
小沢一郎の秘書についても容疑は否定したままで
東京地検の追及に落ちていないし
証拠についても今ひとつといった感じのようである。
起訴されているので、裁判ということになるのであろうが
公判と維持できるのかどうか良くわかっていない。

ただ民主党の勢いに水をさし
小沢一郎も民主党代表という立場を不安定にし
自民党を窮状を救い、麻生太郎を首相の椅子に
座らせておくといことに関しては
充分目的を達しただろう。

今回のことはもしかすると表面的には
大山鳴動鼠一匹という結果に終わるが
民主党の選挙で圧勝という幕引きには
なりそうもない点でいえば成功であろう。

地検特捜部ってヤツは?

2009-03-04 | 有為深山の床屋政談
小沢一郎の第一公設秘書が政治資金規正法違反で逮捕された。
この逮捕には疑問がある。

①なぜこの時期なのか?
 検察は、時効が迫っている事案があるから、と言っているが、
 この説明にはは、まったく説得力がない。
 時効が迫っていない事案もあるので、
 時効を捜査の理由にするには無理があるだろう。
 
②なぜ小沢なのか?
 自民の議員にも大物はいるし、
 利権に絡んでいるとすれば、政権与党に属している方が、
 職務権限を持っているので、自民党の議員が捜査対象になるならわかるが、
 野党の小沢一郎が捜査対象になるのはおかしい。
 金額が多いからという理由もあるが、
 金額によって捜査対象を外れるという論理は通用しない。
 
 
それにしても、今回の西松建設の件は意外性はあっても、
それしかなくて、捜査が正当なものなのか?という疑問しかない
捜査でしかないということだ。

今回の捜査は、『国策捜査』といわれても仕方ない捜査だ。
『国策捜査』なんか出来ないという話もあるが、
今までの捜査を見ていると、『国策捜査』といわれても
仕方のない捜査のしかたをしていると思う。

それに、検察庁の管轄官庁は法務省で、法務大臣は麻生波の森英介だ。
胡散臭い臭いがプンプンだ。

後、問題なのは、捜査情報をマスコミにリークして、
国民感情を操作にしようとすることだな。
捜査の正当性を主張するのに、捜査情報をリークして、
国民感情を操作すべきではない。