有為の深山

日々の徒然由無し事

100年に一度の経済危機だって?

2009-07-20 | 有為深山の床屋政談
麻生太郎が首相になってから、政権に居座るために使っていた言葉

「100年に一度の経済危機」

マスコミも言っていました。
そして、国民のほとんどがそれを信じました。

でも本当にそうなの?

経済危機は周期的にやってくる。

東南アジアの通貨危機、ロシアの通貨危機など色々ありました。
日本では1990年代にバブルがはじけ経済は危機的状況に陥りました。

もちろん、日本のバブル崩壊は日本一国の問題で
世界的経済危機にはなりませんでしたし、
東南アジアの通貨危機は東南アジアという経済ブロック内での危機でした。
ロシアの通貨危機は世界的な問題ではありましたが
それほど大きな影響を与えなかったと解釈されているのでしょう。

今回のサブプライム問題は証券化商品であったために
アメリカ経済発の経済危機となりましたが、
いつかは破綻するバブルであったのであり
経済循環から来る不況のひとつでしかありません。

それをさもこの世の終わりのように喧伝するのは
この経済危機を発生させた側(それはアメリカの金融経済至上主義者ですが)、
この経済バブルの乗っかってこの経済危機の拡大に手を貸した側
(先進諸国の金融機関ですが)、
そういった人たちの責任逃れのセリフだと思います。

まるで、この経済危機が自然災害ででもあるかのように言えば
自分たちの責任を見えなくするとでも思っているかのようです。

困ったものです!

この手をわが国の首相である麻生太郎君も使っていますので
騙されてはいけません

麻生太郎君の場合はこの手法は最初の頃だけしか上手くいかなかったのは
国民のかなりの人たちが理解しているようですね。
それは麻生太郎首相の支持率に顕著に現れているのでしょう