有為の深山

日々の徒然由無し事

膾(なます)を吹く国民

2019-03-12 | 有為深山の床屋政談
衆院の本会議で安倍首相は、幼児教育・保育の無償化に関し「これまでとは次元の異なる政策を実行することにより、子育てや教育にかかる負担を大幅に軽減し、日本を子供を産み育てやすい国へと大きく転換する」と言ったそうだが、自民党の今までのやり方を見ていると、どこまで現実的なものなのかは眉に唾をつけて見てみる必要は言うまでもない。
 というのも消費税を10%に引き上げるに際し、その抱き合わせのような形で財源は引き上げた消費税の増収分から出す予定だからだ。今まで、消費税が上がる度に抱き合わせの形で、国民にとって聞き心地の良い政策を並べて、実際、消費税が上がると、頬かむりむりをして、知らぬ顔の半兵衛」を決め込むのが常だからだ。
 今の日本は財政的には益々借金は増えて、いつ日本の首が回らなくなるかわからないし、政府の宣伝とは裏腹に、庶民の暮らしは豊かにはならないし、どうみても自民党政権のままでいると、とても「日本を子供を産み育てやすい国」ではなく「日本が子供を産み育てにくい国」になっているような気がするのだが・・・
 だが、安倍政権の支持率は高い状態で、よほど国民は前の民主党政権に懲りたのか、自民党が行っている政策が、自分たちにとってあまりよろしくない先行きに向かっているとは思ってないようで、羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹くような状態で、民主党系の政党には冷たく、それが自民党を甘やかして、結果、消費税はどんどん上がり、政府の税金の無駄遣いは減らず、官僚を頂点とする公務員たちはシロアリ状態で国庫を食い漁り、この先はどうなるんだろうねぇ~

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