イマココLIFE

キャリア18年の研修講師。少し心が軽くなるセルフケアやマインドフルネスの事、研修講師のお仕事を綴ります♪

暑さの中に身を置いて

2023年07月20日 | イマココ
こんにちは。
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーション、研修講師の日常についてブログに綴っています。

今朝、研修先に向かう道で
シャーシャーシャーシャーと鳴くセミの声が耳に飛び込んできました。

もしかしたらクマゼミでしょうか?

クマゼミは西日本のものと思っていましたが、この気候変化によって、関東にも生息するようになったのかもしれません。
(今さら?だったらゴメンナサイ💦)


今日はタクシーを使わなかったので、今夏初のセミ(の声)に出会えました。

まだ少し時間のゆとりもあるし…と、足を止めて道の端に寄り、少しの間目を瞑ってみました。

たくさん、たくさんのセミの声に身体が包まれるような感覚です。
360度、四方八方から聴こえるシャシャシャシャシャシャという”音”と一緒に、カプセルの中に閉じ込められているような、そんな時間でした。

音のカプセルの中にいる間、背中にツーッと汗が流れ、鼻先を出入りする呼吸に気づきいていました。

大きな音も、密度の濃い暑さも
変わらずに自分と一緒にいますが、
自分自身と一体化はしておらず、少し距離がある感じです。
「あぁ、汗が肩甲骨の間から腰に向かって流れているな」
と眺めていて、そこに不快感はありません。
強いていうなら、くすぐったさがあるだけ。


暑さ
服と肌が密着する感覚
「仕事先で困る」という思考
……

いろいろなものが渾然一体となると”不快”に感じるのかもしれないな、と、ふと思いました。

ほんの短いひとときでしたが、面白い体験でした。



再び歩き始めると、セミ以外の様々な音にも気づきます。

夾竹桃の花が、濃く淡く存在を主張しているようです。



樹木のアーチを抜けると、強い陽射しが照りつけて、一気に暑くかんじます。

「日陰が終わっちゃった!」
と考えながら、涼しくいたがる自分の執着に気づいて、なんだか可笑しくなりました。

全く心は忙しい。
常に移り変わり、喜んだり怒ったりしています。
そして、「快」を感じるとしがみつきたがる。


人間だもの、人間だもの。


梅雨明け宣言もチラホラ聞かれます。
暑さはこれからが本番です。
どうかご自愛ください。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。