イマココLIFE

キャリア18年の研修講師。少し心が軽くなるセルフケアやマインドフルネスの事、研修講師のお仕事を綴ります♪

頼まれ事への反応は?

2023年07月11日 | コミュニケーション
こんにちは。
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーションについて、研修講師の日常的についてブログに綴っています。


先日の仕事先は上野不忍池の近くでした。
朝から照りつける強い陽射しの中で、力強くどこか涼やかな顔をして咲いていました。


一度でいいので、花が開くときの『ポン』という微かな音を聞いてみたいものです。


さて。
私達は日常でも仕事の上でも、誰かに頼みごとをしたり頼まれたりしますよね。

「ねぇ、ちょっと頼みたいんだけど…いいかな?」

と話しかけられたら、どんな反応をしますか?


①『どんなこと(ですか)?』と、頼みごとの内容を確かめる質問が咄嗟に出る。

②『今ちょっと忙しいんだけど、なに?』と、牽制モードの反応が出る。

③『…』聞こえないふりをする。

まぁ、③のパターンはないと思いますが🤭、①や②の反応を示す方は多いかもしれませんね。


おすすめしたいのは、
直ぐに『はい、もちろん(です)!』
といったん言ってしまうこと。

その後に『どんなこと?何をすればいいの?』と中身を尋ねてみましょう。

もちろん、その内容によってはすぐに出来ない事もあるでしょうし、そもそも自分には難しい事かもしれません。

断ることは後でも出来ます。
なぜ(今)出来ないのか、をきちんと説明すれば、相手の方も納得できるでしょう。
すぐに出来ない内容の時には、いつなら手伝えそうか、目安となるタイミングを伝えます。


頼まれたときに、すぐに”いいよ〜🙆”という姿勢・気持ちを表すことは、あぁこの人は、自分を助けようという気持ちを持っているんだな、と感じてもらえること。
互いの心の距離感を縮めてくれますよ。


各地で猛烈な暑さとなっています。
大雨の被害にあわれた方々は、お気持ちの疲れも出ることかと思います。
どうか少しでも身体や心を休める時間を取れますように。

今日もお読みいただきありがとうございました。





応急処置

2023年07月10日 | 日記
こんにちは。
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーションについて、研修講師の日常的についてブログに綴っています。

大変な大雨が続いていますね。
ニュース映像を観ると、ただならぬ事態が起き続けていることがわかります。
現地の皆様の安全を祈るばかりです。

私は仕事柄さまざまな地域に出向きますので、行ったことのある場所が気になります。そこでお会いした方々の被害が可能な限り少なく済みますように…。


先日は、仕事前に大変慌てる事態に遭遇しました。
”遭遇”と書いたけれど、実際は自分でまいた種かもしれません。

仕事の際に使っている鞄は、書類などが入る大きなサイズのものです。2種類を天気や服の色などにあわせて使い分けています。

しかし、先日はどうしたことか、普段使っていない鞄を使おう!と考えました。
ここ2年ほど使っておらず、クローゼットに入りっぱなしのものでした。

必要な荷物を入れて、いつも通り研修先に移動し始めます。
その電車内で、ふと自分の手を見ると、手のひらが真っ黒なのです。

手すりか何かが汚れているのかと見ましたが、何も問題はありません。
変だなぁと思いながら、反対の手のひらを見たら、そちらも真っ黒。

慌てて鞄の中からウエットティッシュを取り出し、鞄は腕に引っ掛けて手のひらを拭きます。

……。
もう、感の言い方はとっくに気づいていると思いますが、手のひらを汚していた原因は鞄です。

久しぶりに使った鞄が劣化していたのです。
(本体は革ですが、どうやら持ち手は合成皮革だったようです)
持ち手がポロポロ崩れだし、手のひらや、腕、スーツなどを黒く汚してしまいました。


わぁ!どうしよう!!
この鞄を持っている限り、あちこち汚すことは避けられません。
早朝のことで、ビジネスバッグを売るようなお店が開いているはずもないのです。

幸い、ウエットティッシュで拭き取れば落ちる汚れなので、ジャケットは脱いで(ジャケットの汚れは落とせませんでしたが、運良く極僅かな部分で済んでいました)素肌のみに触れるように持ち替えました。

さて、この鞄をどうしたでしょうか?


駅構内のコンビニでガムテープを見つけ、駅構内で鞄の持ち手をぐるぐる巻に!!


遅刻もできず、応急処置で大変な見た目となった鞄でクライアント様に訪問しました。
焦ったこと、この上ありませんでした。

あ~、今、焦ってるなぁ!
と自分の焦りっぷりを眺めながら、何度か深呼吸をして”今できる、可能なこと”を探した10分くらいの出来事です。

クライアントのご担当者には
『とてもガムテープが巻かれているとはわかりませんよー』
と気を使って頂きました🤣🤣🤣


今日もお読みいただき、ありがとうございました。



五感を使ってマインドフルな時を過ごす

2023年07月06日 | マインドフルネス
こんにちは。
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーションについて、ブログに綴っています。

梅雨の晴れ間、鎌倉ウォーキングに出かけてきました。
知り合いのネーチャーガイドの方にお願いをして、木々のことや自然のことなどを伺いながらの散策です。


タマアジサイの蕾


トキワツユクサ


オカトラノオ


花びらが一枚無くなってしまったのも愛しいダイコンソウ。背景にはミズヒキの蕾も見えますね。


鎌倉駅から徒歩圏内に、こんなにも豊かな”里山”の風景がある事に、あらためて驚き感動しました。


緑の濃淡、陽の光、影、葉の形、枝の形、空のいろ、雲、大きく小さく揺れる草花、濡れた土色と乾いた土色



土の匂い 水の匂い 摘み取った葉の匂い 汗の匂い 湿った空気と吹き抜ける風の匂い


鶯の囀りや、私達の存在を仲間に知らせる警戒の鳴き声、小川のせせらぎ、風に吹かれて擦れる葉っぱ、お散歩中のワンちゃんのハァハァ言う息遣い、吹いた笹笛の高い音、一緒に歩く友人の笑い声



枝のトゲのチクチク、大榎の樹皮のゴツゴツザラザラ、堅固な幹、枝先のしなやかさ、ツルツルした葉っぱ、筋張った葉っぱ、葉っぱの表面の産毛の弾力、頬を撫でる風、湿度の密着感、肩にかかるリュックの重さ、蚊に刺されて感じる熱っぽさやムズムズした不快感、木の根を踏んだ感覚、堆積した葉っぱのフカフカした土、泥のヌルッとした重い感触、コンクリートの熱さ



こんなところに実をつけているキウィ?の酸っぱさや青臭さ、口に触れた笹のえぐみ、乾燥パインの濃厚な味、冷たい水の甘やかさ、風の味 湿気の味



スマホは写真を撮るためだけに。通信はオフにして家や仕事の事からはちょっと距離を取った数時間です。


まるで子供のように木登りの真似事までしてはしゃいでしまいました!
はしゃぐ私を撮影してくださったネーチャーガイドのヒトミんさんです。
それを笑いながら撮影する友人。

この時の心の解放感ったら!!
あぁ、幼い頃は毎日毎瞬がこんな感覚だったような気がしますね。


五感をフルに使って、今この瞬間だけを味わい尽くす贅沢なリトリートになりました。
心地よさも、そして、自然につきものの不快さもしっかり味わえること=生きている。それを実感します。

脳の活動もシンプル。リセットされてとてもスッキリした感覚があります。


ネーチャーガイドは、今回も『風の道』人見道夫さんにお願いしました。
↑『イルカと泳ぎ海と森と緑に自然を楽しむブログ』
ご興味ある方はお問い合わせください。

初めにボディスキャンをして、今の心や身体の状態をチェックしてからスタートします。
長いガイド経験があり、マインドフルネスの講師としての活動もされている方です。
とても良い時間を提供してくださいます。
鎌倉以外にも都内、御蔵島(イルカと泳ぐツアー)、北海道などでガイドをされています。


誰かにガイドしてもらったり、説明していただいたりすると、自分では気づかなかった視点を持てますね。

ゴールは七里ヶ浜の海!

裸足になってズボンを濡らしながら波と遊びました。
砂についた足あと👣のスタンプが楽しい。
足裏がくすぐったい。

最後の最後までマインドフルタイムでした。


今日もお読みいただきありがとうございました。




お国言葉

2023年07月03日 | コミュニケーション
こんにちは。
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーションについて、ブログに綴っています。

先日、都内でタクシーに乗車したときのこと。
住宅街の細い路地を走っていて、キックスケーターに乗った6歳くらいの女の子が飛び出してきました💦

もちろんキュッとブレーキをかけ難を逃れたわけですが、その際ドライバーが咄嗟に発した言葉のイントネーションを耳にして
『もしかして?』
と思いました。

運転手さんは、もしかして東北のご出身?

そう聞くと”津軽だよ”と答えが返ってきました。

毎年、津軽地方で研修を行っているので、とても耳に馴染んでいます。
同じ青森でも津軽弁と南部弁は全く異なるようで、それぞれに”自分のところの言葉が最高!”とプライドがおあり。


研修の中では、ロールプレイングを行っていただくことがあります。
場面設定をして、相応の対話シーンを演じていただくのです。

私は講師として、いわゆる共通語(東京の山の手弁)を使ってお話をし、こんな表現がありますよね、などと例示します(これも共通語で)。

ご受講者も講師の私に向けて話すときは共通語を使ってくださいます。
少し”改まった”感じ。

それが受講者同士のロールプレイングになると、一気に盛り上がります!
和やかだったり
笑いに溢れたり
しんみりしたり

土地の言葉で、自分たちが日常的に使っている言い回しで語ると、感情が伴った、心のこもった対話になるのがハッキリします。
(場合によっては『通訳』してもらうことも🤭)

研修講師として、接客接遇としての対話モデル表現をお伝えしますが、土地土地の言葉を活かしてアレンジしていただけると嬉しくワクワクします。


NHKのラジオ講座で7月からスタートする
『こころをよむ 方言と日本のこころ』
という番組教本を書店で見かけて購入しました。

週末の朝、第二放送で放送中(1回目の再放送が7/8にあります)。
日本社会の中での方言の位置づけの変化を学ぶ内容ですが、大変興味深いです。

8月末に放送予定のものに印象的なエピソードがありました。

東日本大震災の被災者の言葉が紹介されています。
『よく”がんばろう宮城”といったスローガンを目にする。自分は家族やたくさんの友人を失っているせいか、共通語の”がんばろう”をみると、ときどき腹が立つ。何ががんばろうだ、これ以上何をがんばれと言うんだ、と思う。でも、”がんばっぺし宮城”とか”まげねぞ宮城”と方言で書いてあると、んだんだ、まげねえ!と思う(少し編集してます)』

『共通語は実用に富む。
しかし方言は心理的な存在であり、相手との一体感を作り上げる』
と綴られています。


最近は地方に行っても方言を使わず、なめらかな共通語で話す方が増えています。
自分の祖父母の言葉が良くわからない!という若い世代もあると聞きます(紹介の講座でも同じことが出てきます)。
土地言葉が消滅しつつある現実。

面白い、ほっこりする、癒やされる
だけではない、コミュニティ形成に関わる問題なのだと危機感を感じます。

今日もお読みいただきありがとうございました。