しっかりした音楽作りに感心。
以前もこのブログに書いたと思うが、私は1990年頃には、日本のポピュラー音楽も、欧米のポピュラー音楽も聴かなくなってしまった。
日本の当時ジャンルとして出来たばかりの「J-POP」とは反りが合わなかった。
また、未熟なバンドが多数存在し、それが結構売れていたのにも反感があった。
欧米(イギリス、アメリカ)についても、ブラックカルチャーがメインストリームを完全に牛耳り、ラップ等の黒人音楽が蔓延していた。
私の考えは、ブラックカルチャーは常に「サブカルチャー」の存在でなければならないと思っている。
メインストリームは白人音楽が支配してサブカルチャー(一種のカウンターカルチャー)として存在した場合、欧米の音楽界は俄然面白くなる。
私はそのような理由で、当時興味を持ち始めていた、アジアを中心にした各国のポピュラー音楽、今で言う「ワールドミュージック(その頃このようなジャンルは存在していなかった)」を熱心に聴いていた。
現在に至っても、私はその系統の音楽ばかり聴いている。
しかし、以前から気になっている日本のバンドがいた。
「オリジナルラヴ」である。
かなり昔の事になるが、どこかで彼らの「接吻」と言う曲を聴いた。グルービーでメロディも良し、特に曲作りのセンスの良さが際立っていた。
先日、これといった理由はなかったが、彼らのベストアルバム「変身」を購入した。
買ったものの、聴かずにいたが、先日ようやく聴く事ができた。
聴いた後の間奏は「驚嘆」だった。
オリジナルラヴ。田島貴男をメインに1991年CDデビュー。
彼が殆どの曲の作詞・作曲を行なっているという。
彼らの略歴は、私が紹介するよりも、このブログを読んでいただいている方たちの方が詳しいと思うので割愛させていただく。
彼のコンポーザーとしての才能は、業界でも評価されているらしい。
今回このベストアルバムを聴いて、その楽曲作りに感心させられた。71分に及ぶ聴取時間だったが、あっという間に過ぎ去ってしまった。
とにかくセンスが抜群に良い、多少勘違いと思われる方もいると思うが、私は1980年代の「シティポップス」を進化させた楽曲作りに思えた。
サザンの桑田、ミスチルの桜井あたりが曲作りでは才能に光るものがあったと思っていたが、田島貴男はそれ以上かもしれない。
桑田は「歌詞」がだめ、桜井は「歌唱」がだめ、私なりにそれぞれの弱点だと思っている。
その点、田島貴男は弱点が見つからない。ほぼ完璧である。
今さら、昔の「J-POP」を聴き直そうとは思わないが、オリジナルラヴだけは、暫く追ってみようかと思っている。
彼らのデビュー当時は「フリッパーズギター」や「ピチカートファイブ」等に代表される「渋谷系」と呼ばれるバンドが存在していたらしい。
私は以前、両バンドとも幾つかの楽曲を聴いたことがあるが、オリジナルラヴは彼等とは「次元が違う」と言ってもいいだろう。
下に前述した「接吻」を貼った。
彼らの代表曲で「J-POP」の名曲ともいえるこの曲を、今一度是非聴いていただきたい。
接吻 ORIGINAL LOVE (PV)
以前もこのブログに書いたと思うが、私は1990年頃には、日本のポピュラー音楽も、欧米のポピュラー音楽も聴かなくなってしまった。
日本の当時ジャンルとして出来たばかりの「J-POP」とは反りが合わなかった。
また、未熟なバンドが多数存在し、それが結構売れていたのにも反感があった。
欧米(イギリス、アメリカ)についても、ブラックカルチャーがメインストリームを完全に牛耳り、ラップ等の黒人音楽が蔓延していた。
私の考えは、ブラックカルチャーは常に「サブカルチャー」の存在でなければならないと思っている。
メインストリームは白人音楽が支配してサブカルチャー(一種のカウンターカルチャー)として存在した場合、欧米の音楽界は俄然面白くなる。
私はそのような理由で、当時興味を持ち始めていた、アジアを中心にした各国のポピュラー音楽、今で言う「ワールドミュージック(その頃このようなジャンルは存在していなかった)」を熱心に聴いていた。
現在に至っても、私はその系統の音楽ばかり聴いている。
しかし、以前から気になっている日本のバンドがいた。
「オリジナルラヴ」である。
かなり昔の事になるが、どこかで彼らの「接吻」と言う曲を聴いた。グルービーでメロディも良し、特に曲作りのセンスの良さが際立っていた。
先日、これといった理由はなかったが、彼らのベストアルバム「変身」を購入した。
買ったものの、聴かずにいたが、先日ようやく聴く事ができた。
聴いた後の間奏は「驚嘆」だった。
オリジナルラヴ。田島貴男をメインに1991年CDデビュー。
彼が殆どの曲の作詞・作曲を行なっているという。
彼らの略歴は、私が紹介するよりも、このブログを読んでいただいている方たちの方が詳しいと思うので割愛させていただく。
彼のコンポーザーとしての才能は、業界でも評価されているらしい。
今回このベストアルバムを聴いて、その楽曲作りに感心させられた。71分に及ぶ聴取時間だったが、あっという間に過ぎ去ってしまった。
とにかくセンスが抜群に良い、多少勘違いと思われる方もいると思うが、私は1980年代の「シティポップス」を進化させた楽曲作りに思えた。
サザンの桑田、ミスチルの桜井あたりが曲作りでは才能に光るものがあったと思っていたが、田島貴男はそれ以上かもしれない。
桑田は「歌詞」がだめ、桜井は「歌唱」がだめ、私なりにそれぞれの弱点だと思っている。
その点、田島貴男は弱点が見つからない。ほぼ完璧である。
今さら、昔の「J-POP」を聴き直そうとは思わないが、オリジナルラヴだけは、暫く追ってみようかと思っている。
彼らのデビュー当時は「フリッパーズギター」や「ピチカートファイブ」等に代表される「渋谷系」と呼ばれるバンドが存在していたらしい。
私は以前、両バンドとも幾つかの楽曲を聴いたことがあるが、オリジナルラヴは彼等とは「次元が違う」と言ってもいいだろう。
下に前述した「接吻」を貼った。
彼らの代表曲で「J-POP」の名曲ともいえるこの曲を、今一度是非聴いていただきたい。
接吻 ORIGINAL LOVE (PV)