ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその303-完全なる人類

2018年02月19日 | スポーツ
日本が生んだ完全なる人類。

オリンピック。
四年に一度開催される、スポーツの祭典である。
毎年開催されるものと違い、四年に一度はスポーツ選手にとっては、その参加が千載一遇であることを物語っている。
現在、韓国「ピョンチャン」で、冬季オリンピックが開催されている。
一昨日、男子フィギアスケートで、羽生結弦が見事金メダルを獲得し、なんと66年ぶりとなるオリンピック連覇を達成した。
私は、テレビで彼の演技を見ていたが、そのスピンの素晴らしさに驚嘆した。
そのシャープな回転は、空を切り裂き、観衆の瞠若を引き起こすには十分であった。
あのシャイな性格、どこまでも前を見て真っ直ぐに進む様、これこそ「日本が生んだ完全なる人類」と呼ぶに相応しい。
彼曰く、スポーツ選手は30歳あたりが、一番脂が乗って良い時であるという。
私の好きなボクシングにもそれは言える。
30年ほど前なら、27歳ぐらいで、ボクシング選手は引導を渡され、引退していた。
それが今や、30歳を少し過ぎたあたりが最も充実した状態と言われている。
羽生のことだ、オリンピック三連覇も想像できないことはない。
これからも、彼を応援していきたいと私は思う。
話は変わるが、もう一人「日本が生んだ完全なる人類」は存在する。
それはMLBで活躍している鈴木一郎こと「イチロー」である。
彼は、MLBでも三千本安打を記録した他、数々のMLBの記録を更新してきた。
最近、華やかな噂を聞かない彼だが、その精神面とプロフェッショナル意識には感服する。
私の知っている限り、イチローは二度「国民栄誉賞」受賞を辞退している。
その時の弁は「自分が野球界から引退した後、それでも功績を認めてくれるのであれば喜んで賞をいただく」と言うものだった。これは男の美学などという、安っぽい形容詞であらわされることではない。
様々なスポーツ選手が、日本から海外に飛び出し、活躍している。
しかし、過去も現在も総括して「イチロー」は特別な存在である。
羽生結弦について、私見を書いてきたが、彼だけではない特別な存在イチローにも、もっと目を向けてもらいたいと思う。