ニトロな名盤。
今回から、不定期ではあるが、過去の日本、海外を問わず、私が選んだ名盤をご紹介したいと思う。
第一回目となる今回は、70年代最も世間に衝撃を与えたアルバム「セックスピストルズ」の「勝手にしやがれ(邦題)」である。
70年代末に発表されたこのアルバムは、当時混沌としていたイギリスの国内状況の如く、混沌としていた世界の「ロック界」に痛恨の一撃をくわえたアルバムである。
アルバムに収録されている曲を紹介しよう。
1.さらばベルリンの陽
2.お前は売女
3.分かってたまるか
4.ライヤー
5.ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン
6.怒りの日
7.セヴンティーン
8.アナーキー・イン・ザ・UK
9.サブミッション
10.プリティ・ヴェイカント
11.ニューヨーク
12.拝啓EMI殿
以上の12曲となっている。
中でも有名なのは、5であろう。イギリスの殆どの放送局で放送禁止になり、しかし、レコードは売れ続け、チャートのトップに輝いた。
つまり、チャートトップの楽曲が、イギリスでは放送禁止だったのだ。これは前代未聞のことである。
彼らのマネージャーは、マルコムマクラレン。様々なバンドをプロデューし、いつも世間を騒がせていた輩である。
一説によると、セックスピストルズの結成のきっかけは、ロンドンのキングスロードにあった、マクラレンが経営していたブティック「SEX」に集まっていた若者を集め、結成されたという。
しかし、デビュー直後、ベースの「グレンマトロック」がビートルズのファンだったことが判明。それを理由にバンドから離脱し、あの「シドヴィシャス」が加入する。
セックスピストルズは、このアルバム1枚を残し、解散してしまう。
その後シドは死亡、ギターのスティービジョーンズとドラムのポールクックは二人で「ザ・プロフェッショナルズ」を結成。メインヴォーカルだったジョニーロットンは、P.I.L(パブリック・イメージ・リミテット)を結成。後に「メタルボックス」と言う名盤を残す。
ここに収められた12曲は、どれも名曲で、当時の混沌としたイギリス社会の若者の叫びが聞こえてくるようだ。
私は当時発売されたLPを所有しているが、対訳歌詞カードには「対訳不能」の文字が並んでいた。それと言うのもジョニーロットンの歌い方が独特過ぎて、歌詞が聴き取れなかったものとおぼしい。
初めてこのアルバムを聴いた時、私は体中に電気でも流れたような衝撃をうけた。そして早速ヴォーカルをコピーし、先輩達のバンドにお願いして、歌を歌った覚えがある。
そして、時を経て、このアルバムは現在、70年代に最もロックに影響を及ぼしたものとして、その位置を不動のものとしている。
最後に「ゴット・セイヴ・ザ・クイーン」のPVを貼っておく。
是非この機会に、再度彼らの偉大さを確認してほしい。
Sex Pistols - God Save The Queen
今回から、不定期ではあるが、過去の日本、海外を問わず、私が選んだ名盤をご紹介したいと思う。
第一回目となる今回は、70年代最も世間に衝撃を与えたアルバム「セックスピストルズ」の「勝手にしやがれ(邦題)」である。
70年代末に発表されたこのアルバムは、当時混沌としていたイギリスの国内状況の如く、混沌としていた世界の「ロック界」に痛恨の一撃をくわえたアルバムである。
アルバムに収録されている曲を紹介しよう。
1.さらばベルリンの陽
2.お前は売女
3.分かってたまるか
4.ライヤー
5.ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン
6.怒りの日
7.セヴンティーン
8.アナーキー・イン・ザ・UK
9.サブミッション
10.プリティ・ヴェイカント
11.ニューヨーク
12.拝啓EMI殿
以上の12曲となっている。
中でも有名なのは、5であろう。イギリスの殆どの放送局で放送禁止になり、しかし、レコードは売れ続け、チャートのトップに輝いた。
つまり、チャートトップの楽曲が、イギリスでは放送禁止だったのだ。これは前代未聞のことである。
彼らのマネージャーは、マルコムマクラレン。様々なバンドをプロデューし、いつも世間を騒がせていた輩である。
一説によると、セックスピストルズの結成のきっかけは、ロンドンのキングスロードにあった、マクラレンが経営していたブティック「SEX」に集まっていた若者を集め、結成されたという。
しかし、デビュー直後、ベースの「グレンマトロック」がビートルズのファンだったことが判明。それを理由にバンドから離脱し、あの「シドヴィシャス」が加入する。
セックスピストルズは、このアルバム1枚を残し、解散してしまう。
その後シドは死亡、ギターのスティービジョーンズとドラムのポールクックは二人で「ザ・プロフェッショナルズ」を結成。メインヴォーカルだったジョニーロットンは、P.I.L(パブリック・イメージ・リミテット)を結成。後に「メタルボックス」と言う名盤を残す。
ここに収められた12曲は、どれも名曲で、当時の混沌としたイギリス社会の若者の叫びが聞こえてくるようだ。
私は当時発売されたLPを所有しているが、対訳歌詞カードには「対訳不能」の文字が並んでいた。それと言うのもジョニーロットンの歌い方が独特過ぎて、歌詞が聴き取れなかったものとおぼしい。
初めてこのアルバムを聴いた時、私は体中に電気でも流れたような衝撃をうけた。そして早速ヴォーカルをコピーし、先輩達のバンドにお願いして、歌を歌った覚えがある。
そして、時を経て、このアルバムは現在、70年代に最もロックに影響を及ぼしたものとして、その位置を不動のものとしている。
最後に「ゴット・セイヴ・ザ・クイーン」のPVを貼っておく。
是非この機会に、再度彼らの偉大さを確認してほしい。
Sex Pistols - God Save The Queen