ネット検索していたら、ちょっと気になることがありまして自分なりに調べてみました。
冲方丁さんの「はなのゆめ」という小説を読んだことがあります。
主人公は清少納言で、清少納言が年老いてから昔を思い出しながら「あの頃は良かったな」と思い出を書き留める風のお話です。
この小説を読んだのはもう5年くらい前でしたが、ふと思い出しました。
藤原道長が「望月の歌」を詠んだのは、ちょうど1000年前の1018年のことです。
なんとなく中秋の名月を見ながら詠んだのかと思ったら、旧暦10月16日に詠んだそうです。
今の11月なのでそれはそれで寒かったろうなぁ、と。
でもこの歌を詠んでそれほど時を置かずに藤原道長は亡くなりました。
原因は糖尿病と言われています。
私が持っている糖尿病学会の記念切手には、藤原道長が描かれていて「なぜ藤原道長?」と思ったものです。
藤原道長の好物は、蘇蜜というチーズ状の食べ物に蜂蜜をかけたものと言われているとか。
当時は貴族くらいしか食べられなかったものだそうです。
今のように健康診断がない時代ですから、美味しいモノをお腹いっぱい食べられるのは貴族の特権だった訳です。
江戸時代くらいになれば貝原益軒の「養生訓」のような書物が出てきますが、平安時代ではまだまだそう言った時代でもなかったのでしょう。
1000年前、藤原道長は戯言として詠んだ「望月の歌」は、彼を快く思わなかった部下によって日記に書き止められ、現代にまで伝わることになりました。
口は災の元であるとの教訓でもあり、部下の恨みを買うと1000年も戯言を伝えられまたその後世にも伝わってしまうと思うと恐ろしいです。
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