この日は、兄、母、私の3人で作業しました。
まずはブドウのツル切りから。
6月末にやっていた作業ですが、また脇芽とかツルが伸びに伸びまくりましてねぇ。
永久機関か?と思うくらいの伸び方に閉口しながらの作業です。
↑作業が終わった後の地面。
いらない脇芽やツルがドッサリ。
↑場所によっては地面が見えないくらいです。
頭の上を見上げながらの作業なので、切り落とした枝葉はかき集めた方がいいとは思いますが…。
実家では、地面に落としっぱなしです。
理由は、観光農園ではないので、素人がこの場所に入らないこと、今の段階ならそのままにしていてもいずれ土に返るからです。
もぎ取り体験ができる観光農園はホントに大変です。
私の実家ならそのまま放置できるのに、地面の清掃、片付け、除草、地面ならしまでやらなければなりません。
その苦労まで思いを馳せる消費者なんていませんからねぇ。
人口減少局面では、もぎ取り体験はそうそうできないことなんですよねぇ。
この日の朝、兄からメールで「バイクは母屋側に寄せて停めて」と指示がありました。
これは防除作業車が果樹園に出入りする関係でバイクを置く場所が変わるためです。
その割に兄がいつまでも防除作業をしないなー、と思っていました。
するとどうやら兄は天気予報を勘違いしていたらしく「え?これから雨?嘘でしょ?」と言い始めました。
防除作業は作業の前後3時間ずつは降雨があると、やり直しです。
だからこの日は昼頃がちょうどいいタイミングだったのです。
兄にしては珍しい失敗だったのですが、これも天候次第という農業の困ったところです。
近い未来、農業分野でもAIが導入されるのが当たり前になるそうです。
だがしかし、地震予測がいまだうまくいかないことを考えれば、まだまだ農業分野のAIは試行錯誤が伴っていくはずです。
せめて天気予報の制度が高くなり、そのリマインダーがうまく機能しなければ防除1つできない訳です。
防除作業が完璧にできるなんて、いまだそんな農業は広く普及せず。
AIの指示通りで完璧な農業をするのなら、まずは画一的効率的な農作物の生産からでしょうねぇ。
現在の多様性ある食生活の一部を、一時的とはいえ人類は手放せるでしょうか?
難しいことを考えても仕方がありません。
私は粛々とお手伝いをするだけです。
次回も楽しくお手伝いしたいです。