送付国:ドイツ
送付人:文芸翻訳家の女性
切手:10セント+85セント
85セントはノイシュヴァンシュタイン城です。
ドイツ人には「日本人はノイシュヴァンシュタイン城が好き」というイメージがあるそうです。
絵はがき:野鳥たちとバラ科植物のイラスト。
絵はがきの文章面の解説では、ジャクリーン コリーさんのイラストらしいのですが、本人の作品群とはタッチが全然違うので、Googleレンズで調べたら、フリッツ クレデルさんのイラスト集の表紙に使われていることが判明。
リバティプリントやキャスキッドソンにもありそうなパターン柄です。
で、作品タイトルどころか誰の作品かさえ全然分かりません(涙)
もしかして表裏の印刷エラーなのか?とも思ってしまいます。
内容:お相手のお住まいの地域について書いていただきました。
ご当地はグリム兄弟が住んでいたこともある場所だそうです。
グリム童話は、地元の口伝の物語を集めている、ということでしたが、実際はフランスからの移住者から聞き取った話も多いて、フランスとの共通の民話も含まれているそうです。
しかも物語として成立させるためにグリム兄弟がそこそこの脚色もいているとか。
以前の勤務先の上司の中に、地元に伝わる話(民話)を有線放送で放送するために、随分脚色を加えたとおっしゃっていた方がいました。
結局その有線放送を聞いた学校の先生が、ぜひ子ども達に伝えたいとお申し出があり、放送原稿からさらに書き起こして本になっちゃったそうな。
上司は直接農家の方から聞いたので、どこを脚色したかご自身はご承知していましたが、本になったときにさらに脚色がついたみたいで「原型はあるけれど、3つくらいの話を合体させている、そうしないと聞き手がつまらない思いをする」とおっしゃっていたっけ。
グリム童話もそんな風に脚色しているンじゃあないか、と今更ながら思い出しています。