イギリスITV放送製作のドラマ「ダウントン・アビー」が、昨日のBSプレミアムの放送で最終回でした。
私が記憶している限りNHK系の放送は2度目でしたが、終わると寂しくてたまりません。
時代は1912〜1925年。
日本は明治45年〜大正14年で、大体大正時代まるごとの頃が舞台になります。
あらすじは、いろいろなサイトやホームページで紹介されているので詳細は書きませんが、簡単に書くとイギリスの貴族(伯爵家)のお屋敷を舞台に波を乗り越えて、貴族とその使用人が生き抜く群像劇です。
何人かの「ダウントン・アビー好き!」という方にも出会いました。
でも群像劇ですから誰に注目しているかはかなり違います。
私の場合、最初は貴族の長女に注目していました。
彼女は相続に巻き込まれて、一貫して誰かの死と嫌でも向き合わざるを得ない人生です。
でも途中からアンナという侍女の人生に注目するようになりました。
アンナはお屋敷の使用人ですから、労働者としての視点と貴族のおめかしのやり方、服飾の修繕能力、段取りが重要になってきます。
またこのドラマでは、戦争と言えば第一次世界大戦であり、戦後はこの大戦後を指します。
私は以前からアール・ヌーヴォーからアール・デコにかけての時代が好きです。
ちょうどその時代が舞台なので、ステキ家具や調度品、ファッションが登場してきます。
なによりも、このドラマはBBCが制作したのではなく、民放のITV制作です。
日本で言えば日テレやTBSが作れるかなぁ?と思ってしまうのです。
ロスと言いつつも、実はDVDを購入済みなので、いつでも見られるのですが、誰かとダウントン・アビーを語りたいと思うと、やはりテレビ放送してくれることに期待してしまうのです。