送付国:フランス
宛先人:建築技術者の女性
切手:国産乗用車量産始まる50円+ニホンジカ20円
絵はがき:富岡製糸場西置繭場(世界文化遺産、国宝)
内容:世界文化遺産の富岡製糸場は、フランス人技師の協力で建設されました。この製糸場から日本の近代工業化が始まりました。当時、極東の日本まで来てくれたフランス人技師達に感謝しています、と書きました。
選んだ理由:お相手は、建物や工業に関する絵はがきがほしいとのこと。
フランスへ初めて絵はがきを送る時は、ぜひ富岡製糸場の絵はがきを送ってみたかったのです。
それがたまたま建物に興味がある方だったので、今回は私の方がとても満足しています。
大河ドラマ「青天を衝け」では、ちょうど明治に入ったばかりで、そろそろ富岡製糸場の話題が出てきてもいいのだけれど、登場するかな?
富岡製糸場は今は製造をしていないけれど、明治の近代工業化の成功は本当に奇跡的だと思っています。
それは明治初期にヨーロッパでシルク産業の大打撃(蚕の病気のパンデミック)があったから、その隙間に日本の生糸産業が入り込めたからです。
一方この産業構造が原因で、世界恐慌では日本が大打撃を受けて日中戦争まっしぐらの歴史を作ったのですが。
いろいろな意味で、日本の養蚕業は歴史の証人でもあるんだな、と絵はがきを見ながらしみじみと感じ入ってしまいました。
今回もお相手まで無事に届きますように。
初めてのフランス行きは、何日かかるのかな?
☆☆☆20211002追記☆☆☆
お相手から受取&お気に入り登録をいただきました。
そして相変わらず私の手書き文字を誉めていただきました。気恥ずかしさいっぱいだけれど。
お相手はフランス人が日本の近代工業化に協力していたのも知らないし、それが世界遺産になっていることも知らなかったそうです。
そうよね、そうだと思いました、と納得しました。