アメリカのスゴさと怖さ

＜ネッツ＞　　　　　　　　⇔　＜マジック＞
　レイファー・オルストン　　　　　ビンス・カーター
　コートニー・リー　　　　　　　　ライアン・アンダーソン
　トニー・バティ



シャックのトレードは以前から噂になっていたので驚かなかったが、このトレードには目を丸くした。
カーターのトレード先がまさかマジックとは…。
今年14年ぶりにファイナルに進出したマジック。日本的な考えならファイナルまで進出すれば、その年は成功と考え、まずＦＡになったターコルーの引き留めに全力を注ぎ、「今年とほぼ同じメンバーで」となりそうだが、今回のトレード話に飛びついた。これで財政的にターコルーの残留はなくなった。

しかも交換相手がまだ１年しかプレーしていないコートニー・リー。去年の今頃はドラフトで指名した選手である。
そしてオルストン。正ＰＧのネルソンの負傷後ロケッツからトレードで加入し、見事にその穴を埋め、ファイナル進出の立役者となった。
ファイナルではそのネルソンが復帰。ＧＡＭＥ１で出場時間の件で一悶着起こった。来季はこのままでは火種になると思ったかあっけなく放出。そこに「情け」はない。すべてはビジネスなのだ。

そうスパッと決断できるところにアメリカのスゴさと怖さを感じる。
だから世界一の経済大国となり得たのだろう。その分、敵も多いけど…。

松井秀喜復帰報道

巨人・竹鼻卓雄オーナー（69）は26日、観戦に訪れた東京ドームで来季の去就が注目されるヤンキース・松井秀喜外野手（35）について初めて言及。「近い将来、日本に戻る事態になれば、巨人に帰ってきてもらいたい」と話した。
（27日　スポーツ報知３面より）


先日は阪神。今回は巨人がラブコールと松井の去就がクローズアップされている。
今年でヤンキースとの４年契約が切れるが、現状では奇跡でも起きない限り契約更新はないだろう。
守れない（今年は守備についていない）、走れない、ましてや打てない選手にヤンキースは放出を決断するだろう。間違いなく。ジェイソン・ジオンビーも打てなくなったらサヨナラだったし。

ただ本人は日本復帰には否定的。ヒザの状態が良くなく、もう人工芝でのプレーは無理らしい。
私も去年までは「巨人に帰ってきてほしい」と思っていたが、最近はそうは思わない。
若手が育ちつつあるし、大田に期待したい。
それと由伸、早く帰ってきて！

内海完投、スン様３試合連発

　　　　　　　　　　　　　　３試合連発のイ・スンヨプ（写真はＧＡＩＡＮＴＳ公式ＨＰより）


巨人７－１ヤクルト


首位攻防戦第３ラウンドに勝利。２勝１敗と勝ち越すことができた。こうして３連戦を勝ち越していけばいい。
試合の分岐点は５回表。ヤクルトは先頭のガイエルがヒットで出て、次の宮本の場面でエンドラン。ライト前ヒットになって無死１・３塁という場面を覚悟したが、谷のナイス送球と、ガイエルのオーバーランもあってアウトになったのが大きかった。
その後の坂本のプレーも素晴らしい。守備範囲の広さはピカイチだ。

今まで援護点がなく、勝ち星に恵まれなかった内海が完投で３勝目。
無四球、何より完投というのがいい。豊田・山口・越智を休ませることができた。
これで今年の完投勝利はやっと２回目。少ないなあ。
ちょうど20年前に斎藤雅樹が11試合連続完投勝利なんて記録を達成したけど、すんごい記録なのだと今さらながら思う。

打線はスン様が３試合連発。特に今日の３ランは試合を決め、相手に強烈なダメージを与えた。
これで完全復活…と願いたいところだが、彼に関しては５番復帰と確率（高打率）を求めるのはやめようと思う。もう弱点がはっきりしてるし、６・７番で走者をためてガツンと１発打ってくれればいい。

それと久々スタメンの谷が２安打。相変わらず出場すればいい活躍をする。原監督も頼もしいだろう。
左投手の時はセンター亀井、ライト谷というオプションもあるなと思った。
亀井は右・左関係なく使ってほしいからね。