ぼくらの七日間戦争 [DVD]パイオニアLDCこのアイテムの詳細を見る |
2・3週間前だっただろうか?
車を運転しているとやたらと「SEVEN DAYS WAR」が流れてきた。歌っているのは浜崎あゆみ。TM・ネットワークの名曲をカヴァーしていた。
「SEVEN DAYS WAR」といえば映画「ぼくらの7日間戦争」の主題歌。
宮沢りえの映画デビューということで当時話題になったが、当時私は映画の主人公と同じ中学生。自分たちがやりたくてもできないことが映画で繰り広げられている感じで、大人気だった。
原作は宗田理の小説で、「ぼくらの」シリーズは、主人公が中1の夏休みに廃地に立てこもり大人と戦ってから、高校を卒業するまで続く長いシリーズとなった。
この映画が公開された80年代後半は管理教育真っ盛り。自分もそうだったが、悪いことをすれば平気で殴られたし、教室が騒がしければ恫喝まがいの怒号が飛ぶこともあった。特に中学の頃はそれが激しかった。
だが当時、私たちはそれをごく自然に受け入れていたと思う。もちろん多少の反発心はあったかもしれない。
が今にして思うと、中学生の頃はやんちゃでエネルギーが溢れまくっていた。だからそれを抑えるために、暴走しないように、横道にそれないようにするには、ああやって上から押さえつけなければ収集がつかなかったんじゃないかと思う。
だから今の先生たちが生徒を平手打ちしただけで「体罰だ」と批判されるのを見ると、生徒たちをどうやって制御しているのかと心配になる。生徒たちは大人を舐めきって、やりたい放題なんじゃないかな。学級崩壊も多いと聞くし。
この映画の公開から20年がたつが、今の中学生にここまでのパワーがあるのか?結束力があるのか?そんなことを考えさせられた。