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日本ハム・大島の活躍とノーステップ打法

2012-02-17 20:00:30 | 野球
早稲田大学ソフトボール部出身という異色のキャリアを持ち、注目が集まっている日本ハムのルーキー・大島匠が実戦で活躍している。16日に行われた横浜との練習試合では7番指名打者で出場して3打数2安打。ここまで実戦で10打数5安打と結果を残している。もっとも本職の捕手としてはまだ守備機会はない。こちらの方はさすがに時間がかかるとのこと。そりゃそうだ。

大島は「投手の球が遅く見える」とコメントしている。確かにソフトボールの方が体感スピードが速いのだ。
実際にオフシーズンのテレビ番組でプロの選手がソフトの上野投手と対戦する機会があるが、手も足も出ないのだ。
ストレートは問題ない。課題は変化球への対応だろう。真っすぐとチェンジアップしかないソフトとは違い、野球の場合だとカーブ、スライダー、カットボール、シュート、フォークと球種が豊富である。それが克服できれば開幕1軍も夢ではないかもしれない。

この大島の打法はノーステップ打法。これはソフトの世界では珍しくないらしいが、野球界ではあまり見かけない。他では中田翔、オリックスのT-岡田くらいかな。私から見ればよくステップなしで打てるなと感じる。私も野球をやっていたが(右打ちなので)左足を上げることでピッチャーとのタイミングを取っていた。すり足ですら違和感があったので、ノーステップはまさに異次元の世界である。

相当な下半身の強さがないとできない打法である。実際、中田翔は昨年の途中で下半身の疲れを考慮して、後半戦からは足を上げる打法に変更を余儀なくされたという。T-岡田も一時期不振で2軍行きの憂き目にあった。教える打撃コーチもノーステップ打法なんてやったことないから、手を出せない。不振に陥れば自分で解決策を見つけるしかない。

イチローの振り子打法は一時期、マネした選手がいたが、成功例を挙げるとすれば阪神、日本ハムでプレーした坪井くらいで、最近はほぼ絶滅した。はたしてノーステップ打法はどうか?