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ジョーダンのボディガードからNYのハート&ソウルへ(チャールズ・オークリー)

2014-10-25 19:06:26 | NBA
パワーフォワードというポジションは元来、目立つポジションではない。チームの汚れ役を一手に担う。90年代、そんな選手の代表格がチャールズ・オークリーだった。彼はニックスのイメージが強いがキャリアのスタートはブルズだった。当時はマイケル・ジョーダンがまだ若手で、しかも点を取りまくる故に、ラフプレーのターゲットになりやすかった。そんな時はオークリーの出番である。ラフプレーをした相手に強烈なスクリーンをかまし「マイケルに手を出すんじゃねえ」と言って凄んだという。

また同じく若手で精神的に脆かったスコッティ・ピッペンにもいろいろアドバイスを送るなど、後にNBA最高のコンビとなる2人の良き兄貴分だった。
だがホーレス・グラントを獲得し、純粋なセンターを欲したブルズのフロントはナント、ニックスのビル・カートライトとのトレードに踏み切る。この時、ジョーダンは「なぜオークを(トレードで出すんだ)…」と憤慨したという。

オークリーのそのハードワークはニューヨークのファンの心をつかみ「ニックスのハート&ソウル」とまで言われるようになった。チームのエースのユーイングからは「彼がチームを去るならオレも去る」と言わしめるほど、チームメイトの信頼は厚かった。

だが90年代はジョーダンの全盛期。優勝を果たすことはできず、98年にはチームの若返りの方針ともと、マーカス・キャンビーとのトレードでラプターズへ。今度はヴィンス・カーターの番人となった。その後、ブルズ、ウィザーズ、ロケッツとチームを転々とし2003-04シーズンを最後に引退。決して華やかなプロ生活ではなかったが、そのチームへの献身性は評価されて然るべきである。最近の若手プレイヤーは自身が目立つことばかり考えているように見えるのでオークリーの献身性を見習ってほしいものだ。







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4 コメント

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Unknown (obukorikori)
2014-10-26 20:28:19
オークリーは、精神的に心強いチームメイトでしたね。カーターが、playoffで、苦しんでいた時に殻を破ったのが、オークのアドバイスらしいですしね。
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obukorikoriさんへ (MAKOTO)
2014-10-27 09:17:55
ラプターズが強くなりかけた時にトロントにやってきたオークリー。カーターがプレイオフの重圧に押しつぶされそうになった時に、何度も「ザ・マンになれ」と言って激励したのがオークリーだったと聞きます。まだ若かったカーターにしてみれば非常に心強いチームメイトだったことでしょう。
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Unknown (obukorikori)
2014-10-27 22:17:17
ジョーダンだけでなく、ピペンの教育係だったんですよね、彼は。

カーターとマグレィディが仲違いしていた時に、取り持ったのも彼でしたね。「おまえと話したい奴がいる」とかいって、マグレィディからの電話を渡すなんてオークリーぐらいしかできないでしょうね。
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obukorikoriさんへ (MAKOTO)
2014-10-28 20:07:47
カーターとマグレィディが親戚同士なのに、仲たがいしたのは知っていますが、仲を取り持ったのがオークリーだったのは知りませんでした。でも彼ならやりそうですね。

そのカーターは今季はグリズリーズですか。すっかりジャーニーマンとなってしまいました。コービーと比較されてた時期が懐かしい…。
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