巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

振り逃げを2塁打にする快足男(鈴木尚広)

2014-03-09 17:44:44 | 巨人
巨人3-2阪神

甲子園で行われた阪神とのオープン戦で、摩訶不思議な光景を見た。

7回2死から鈴木尚広が打席に入ると、空振り三振。しかしワンバンドした変化球をキャッチャーが取れず、ボールがバックネット裏を転々。すると尚広は快足を飛ばしナント2塁まで進塁したのだから驚きだ

公式記録は三振となるが、結果的には2塁打を打ったのと同じ。
三振、はいチェンジ、と思ったらスコアリングポジションにランナーがいるのだからピッチャーはたまったもんじゃないだろう。

私も振り逃げは散々見てきたが、プロのレベルで振り逃げで2塁へ進塁したのを見たのはおそらく初めてじゃないだろうか

今年で36歳になるが、その足に衰えは見られない。出場機会は代走、守備固めと限られるだろうが、今年も巨人の貴重な戦力だ。あと「3」と迫った通算200盗塁は間違いなく今年中に達成されるだろう。

尚広の盗塁を語る上で、言いたいのは相手が100%「走ってくる」という場面でもなんなく盗塁を決める成功率の高さだ。今まで241回盗塁を試みて197回成功させている。成功率にすると.817と驚異の8割越え。これがいかにスゴイかと言うと、あの世界の盗塁王・福本豊(元阪急)の成功率が.780。それを上回るのだ。

今年もシーズンの競った場面での尚広の足に注目だ。

※ちなみに巨人OBで「青い稲妻」と言われた松本匡史の成功率は.768。大洋でスーパーカー・トリオと言われた3人の記録を調べると屋敷が.755、高木豊が.643、加藤博一が.716。いずれも尚広の方が成功率は上だ。


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2 コメント

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盗塁成功率 (kobby)
2014-03-09 20:14:29
確かに、盗塁王になる選手が実は成功率が高くない例はありますね。今年から巨人に入る片岡も、盗塁王の経験はありますが、成功率はあまり高くなかった記憶です。数多く仕掛けたので盗塁王になれたので、1番を打てない巨人で盗塁王にはなれそうもないと予想しています。

西武では昨年在籍して、今季からオリックスに移籍したヘルマンもこういう選手です。むやみに仕掛けてよくアウトになるので、「たまには盗塁するなのサインも出せ」と、よくテレビの前で愚痴っていました。
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kobbyさんへ (MAKOTO)
2014-03-09 23:01:18
片岡の盗塁率も調べてみました。
全体の成功率は.776ですが、3年連続盗塁王になった08年から10年は.796と高い数字を出しています。

確かに盗塁王が実は成功率が高くないという例はあります。顕著なのが昨年のセの盗塁王・丸佳浩(広島)で成功は29ですが失敗も15あります(成功率は.659)。やはり盗塁王になるには1番を打って数多く出塁し、盗塁の機会を増やすことでしょう。

kobbyさんのご指摘の通り、原監督は監督に就任した時に不動の1番だった仁志を2番にし、清水を1番にしたり、高橋由伸を1番にしたりする監督なので、片岡が1番を打つ試合は限りなく少ないでしょうね。ただランナーを動かすのが好きな監督なので、20盗塁はしてほしいものです。
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