巨人7-2広島
この日の広島は雨。いつ試合が途中で終了になるかわからない。こういう試合は先手必勝。常にリードしておく必要がある。相手の先発はマエケンであったが、坂本が初回にホームランを打つと、2回には由伸のホームラン、3回には連打で序盤(3回まで)で6得点。理想的な試合運びだった。
だが7対1と巨人6点リードの5回表に強い雨で試合が中断。あわや降雨ノーゲームとなる危機だったが、何とか雨は小降りになり48分の中断後再開。村田、阿部、由伸を早々に下げたのでその後、点を奪うことはできなかったがリードを守り切り快勝。3連勝とした。
巨人はドーム球場が本拠地なので‘温室育ち’とか言われて、雨のゲームには弱い印象があるが、この日は違った。マエケンは明らかにぬかるんだマウンドに不機嫌そうな顔をし、途中自らバツ印を出してグランドを整備するよう依頼するなど、苛立っていたのに対し、巨人先発の内海は「そういう姿を見せたら負け」と平常心を保った。
6回を投げ終えたところで川口コーチから交代を打診されたが続投を志願。8回を投げ切り救援陣の負担を軽減させることに成功した。巨人は前日の東京から広島に移動・即ゲームの日程だっただけに先発が長いイニングを投げ切ったことは大きい。
またベテランの由伸も打つ(2安打3打点)だけでなく、3回には小窪の左中間抜けそうな打球を好捕。
ショートの坂本も4回、広瀬の強烈な打球を上手く処理すると、2塁へバックトス。併殺を完成させた。
グラウンド状況が良い時に良いプレーを見せるのは当たり前。
こういう悪条件の時こそ、選手の地力が見えるものだ。
その点で言うと、巨人の選手は地力を見せてくれた。オールスター明けてから、調子の上がらない巨人だが、この試合がきっかけで流れが変わるかもしれない。そんな予感がした試合だった。
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