日本経済新聞紙の見出し「携帯2社、5G投資4兆円」を拝読しました

　2020年11月4日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面の見出し「携帯2社、5G投資4兆円」を拝読しました。

　サブ見出しは「ソフトバンク・KDDI、今後10年で」と伝えています。

　この記事のリードは「国際通信大手が次世代通信規格「5G」のインフラ整備向けの投資を大幅に増やす」と始まります。具体的には、ソフトバンクとKDDIは今後10年の基地局整備などにそれぞれ2兆円を投じると伝えています。

　携帯電話機などの通信業界は約10年ごとに通信規格の世代が変わり、設備の大規模更新が必要になります。前世代の4Gに対して、5G対応向けでが、ツスマートフォンだけではなく、ネットサービスなどの国内産業に関連し、この巨額投資は国内の景気を下支えしそうだと解説しています。

　日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞　電子版では見出し「携帯2社、5G投資4兆円 今後10年の国内景気をけん引 」と報じています。



　記事は、ソフトバンクは2030年までには新に2兆円かけて基地局35万基を整備する計画をまとめた。このように5Gインフラ整備の長期計画が明らかになったのは初めてだと伝えています。

　現行の4G向けでは1万局に満たない基地局数を2021年度までに5万局まで増やすそうです。

　ここで大事なことは、この設備投資は、国内の景気をけん引するということです。国内の景気をけん引する見通しということです。日本国内で電子部品や機材などを購入し、その設置作業のエンジニアリングなどを外注するなどの設備投資・設置投資によって、日本企業などの仕事を増やし、景気などを刺激します。

　政府による携帯電話機の利用料金の値下げ要請が、この設備投資を遅らせると、結果的に国内の景気の浮揚を遅らせます。

　ソフトバンクは最終的には基地局数を35万まで増やす計画だそうです。

　KDDIも今後10年間で5兆円を5G対応の基地局整備などに、さらにその5Gの次世代対応まで対応します。

　このように、NTTドコモも楽天も5G対応の設備投資を積み上げると予想されます。

　ここで少し心配なことは、3G世代の時はNTTが研究開発でも先行し、世界の通信事業者に対して、特許やノウハウの利用料を受け取ることができたことです。

　これに対して、5Gあるいはその次世代通信規格の研究開発やその特許やノウハウの確保を、日本の通信大手企業ができるかどうかが重要です。

　今回の政府による携帯電話機の利用料金の値下げ要請が、日本の通信大手企業の当面の事業利益を少なくして、将来に対する研究開発費投資を事実上、減らすことになると、これが将来に禍根を残す事態になります。

　日本の通信大手企業の近未来の対応能力をそがないことを願うだけです。現在でも、日本の通信大手企業は、欧米・中国に対して研究開発で後れを取っているいう噂があります。

長野県佐久市の小諸発電所第一調整池には、ヒドリガモなどが飛来しています

　長野県佐久市今井にある小諸発電所第一調整池には、冬鳥のヒドリガモやマガモなどがいくらか飛来しています。

　この小諸発電所第一調整池は、千曲川と滑津川の合流点にある人工の遊水地です。



　「小諸発電所」という名称が付いているのは、佐久市内で給水して、西側の下流の小諸発電所に水を送る目的でつくられた人工の遊水地だからです。

　東側の高台から小諸発電所第一調整池を眺めました。今年の春以来の訪問です。午前9時ぐらいに眺めました。



　すぐ下側には、留鳥のカルガモたちが水面に浮かんでいます。



　下側に見える浮島（人工物）には、ダイサギやコサギ、カワウなどが休んでいます。



　秋が深まったので、冬鳥のカモが来ているのではないかと探すと、ヒドリガモとオオバンたちが来ていました。

　日本で冬を過ごすために、日本にやって来たヒドリガモです。一方、オオバンはもとから日本にいる水鳥です。





　飛来しているヒドリガモの数はまだ少ないです。

　さらに探すと、マガモのオスが休んでいました。逆光気味で羽根模様がよく見えません。



　時々、コサギやカワウが飛び上がり、水面の上を飛んで行きます。水面を飛ぶコサギです。



　東側の高台の草むらには“アカトンボ”がいくらかいます。静かに留まっています。



　この“アカトンボ”の品種がアキアカネかどうかは分かりません。

　秋が深まり、“アカトンボ”を見かける機会が少なくなっています。

　この小諸発電所第一調整池の北側には、浅間山(標高2568メートル)がそびえています。



　浅間山の山頂は冠雪していません。一度、冠雪して融けた様子です。

　小諸発電所第一調整池の奥を見ていたら、バルーンが上がっていました。



　毎年5月には、佐久市内では、バルーンフェスティバルが開催されます。ただし今年5月は、新型コロナウイルスの感染対策で中止になっています。