ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

長野県南佐久郡佐久穂町にある八千穂高原では、カラマツなどが黄銅色に色づいています

2020-11-08 00:00:05 | 旅行
 長野県南佐久郡佐久穂町にある八千穂高原では、カラマツなどの木々が黄銅色に色づいています。

 佐久穂町の市街地から西側にある北八ヶ岳山麓に向かって、裾野の山道を上ります。森の中の山道です。

 標高が約1500メートルの山麓にある八千穂レイクを目指して、山道を上ります。

 山道の周囲がカラマツなどの木々が増え始め、道の先はカラマツなどの木々が黄銅色に紅葉しています。



 遠くには北八ヶ岳山麓が見えています。

 この八千穂レイクは北八ヶ岳東麓の中にある人工の池です。元々は、農業用に灌漑施設としてつくられ、今はイワナなどの渓流魚をルアー釣りする釣り場として有名な池です。







 八千穂レイクを囲むカラマツなどの木々は黄銅色に紅葉し、葉を落とし始めています。







 11月上旬には、ルアー釣り場としての営業を終えるそうです(次第に冷え込みが激しくなるからです)。

 いくらか薄曇りの日のために、湖面はややどんよりしています。

 八千穂レイクの水面の奥をよく見ると、水鳥が来ています。観察できたのは、キンクロハジロとオオバンです。





 この他に、ヒドリガモが数羽、遠くにいました。

 ここは冬には水面が凍結するので、このキンクロハジロとオオバン、ヒドリガモはここで少し休むために滞在しているようです。
 
 八千穂レイクの下側や北側には、自称「日本一美しいシラカバ林」があります。

 八千穂レイクの下側のシラカバ林は葉を落としています。





 この八千穂レイクの下側のシラカバ林の中は、レンゲツツジが鮮やかに花を咲かせる名所です。毎年6月には、多くの方がレンゲツツジの花を観賞しに訪れます。

 今年は新型コロナウイルスの感染対策による外出自粛によって、観光客はほとんど来なかったそうです。

 6月には、日本にやって来たホトトギスやカッコウが、高原に上がって来る時期です。八千穂レイクを囲むカラマツなどの木々の上にも、ホトトギスやカッコウが留まって、大きな声で歌います。今年はこのホトトギスやカッコウの鳴き声も聴く機会が減りました。

 八千穂レイクからさらに西に進み、八千穂高原を南に向かうと、八千穂高原スキー場に出ます。



 この八千穂高原スキー場辺りには、観光客がいくらか来ています。関東ナンバーの車が多いように感じました。