ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

仙台市太白区秋保町馬場大滝にある秋保大滝は、豪快に水を落とし続けています

2020-11-30 12:00:05 | 旅行
 仙台市太白区秋保町馬場大滝にある秋保大滝不動尊の北側には、秋保大滝があり、豊かな水を落とし続けています。

 昔、この豪快な秋保大滝の流れに、霊力を感じて不動尊を祀ったのが、秋保大滝不動尊の縁起です。

 この秋保大滝は、落差約55メートルの大滝です。









 晩秋になり、秋保大滝の周囲の崖に生えている木々は、葉が落ちています。

 盛夏に、この木々が葉を茂らせていると、多彩な野鳥が来ます。6月過ぎには、カッコウやホトトギスがよく鳴いています。

 名取川の流れを落下させています。名取川は西から東に流れ、いずれ太平洋に注ぎこみます。

 この秋保大滝を真正面から見ることができる大きな橋が南北方向に架かっています。

 秋保大滝がある崖のささやかな支流の流れです。



 大きな橋から東側の下流側です。清流が流れている美しい渓谷です。





 この日は薄曇りの晴れでしたが、絞りをオート設定のままで撮影すると、周囲の小高い山々は暗く映り込みました。





 この辺りは晩秋から初冬に向かっています。

仙台市太白区秋保町馬場大滝にある秋保大滝不動尊は晩秋の風景でした

2020-11-30 00:00:05 | 旅行
 仙台市太白区秋保町馬場大滝にある秋保大滝不動尊を参拝しました。

 仙台市中央の市街地から約30キロメートル西側にある山間部分に、秋保大滝不動尊(あきゅうおおたきふどうそん)は鎮座しています。かなりの山里です。

 仙台市中央の市街地から向かう途中に“仙台の奥座敷”と呼ばれている秋保温泉があります。とても大きな温泉街です。

 今回訪れた秋保大滝不動尊(西光寺)は、ここから西側の山形市にある山寺立石寺の奥の院として開山されたお寺です。





 平安時代の高僧の慈覚大師円仁が、山形市郊外に山寺立石寺を興した後に、今は仙台市の山中にある秋保大滝まで来て大滝を見た時に、霊地と感じて一体の不動明王を配し、秋保大滝不動尊を開山したといういわれがあるそうです。

 当然、山形市にある山寺立石寺と、その奥社となる秋保大滝不動尊は徒歩による山道でつながっています。

 現在の車によって移動する車道はありません(実際には、いくらか北側にある国道などでつながっています)。

 現在の秋保大滝不動尊は、江戸時代の文政8年(1825年)に知足上人が再興した木造平屋建ての建屋です。
 
 その西光寺御堂(不動堂)です。



 境内の広葉樹は葉の色を変えて、落葉させています。







 西光寺御堂の脇には、イチョウの巨木が立っています。イチョウはだいぶ黄色の葉を落としています。



 平日ですが、ある程度の参拝客が拝観しています。

 夏の時期は、木々が葉を繁らせ日陰が多い境内ですが、今はもう落葉が進み、明るい日差しが入っています。

 秋保大滝不動尊の西側に秋保大滝植物園があります。ここではシャクナゲの木がまだ緑色の葉をつけています。



 このシャクナゲの木は秋ではない感じです。来年春に咲く花の蕾が膨らんでいます。

 山形市にある山寺立石寺から、その奥社となる秋保大滝不動尊までを、車で向かうには、南側に東西方向に通っている仙台市と山形市を結ぶ高速道路を利用するか、逆に北側を通っている国道48号線を利用することになります。自動車での山寺立石寺から、その奥社となる秋保大滝不動尊までの行き来はかなり迂回する道になります。