ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

長野県佐久市のほぼ真ん中辺にある水田地帯は、稲刈り後の晩秋の風景でした

2020-11-10 00:00:05 | 旅行
 長野県佐久市のほぼ真ん中辺にある水田地帯は、稲刈り後の晩秋の風景です。

 ここは佐久市のブランド米を栽培する、広大な水田地帯です。稲刈りが終わったところです。









 この辺りは、7月から8月ごろは緑豊かな水田地帯でした。

 この“ブランド米”は、江戸時代に南側にそびえている蓼科山(標高2531メートル)山麓などからの清流を導く水路をつくり、水田用の水を貯える水源を設けて開墾工事をした水田地帯です。かなり苦労して水田にしたそうです。

 この水田地帯の奥の斜面の下には、千曲川がゆうゆうと流れています。千曲川はいくらか下側を流れています。

 この水田地帯の奥には、浅間山(標高2658メートル)がそびえています。

 9月ごろに、実った稲穂が“黄金色の首(こうべ)を垂れて”いたころには、バッタなどを食べるために、コサギやダイサギなどが多数、来ていました。

 稲刈りが終った晩秋の水田には、コサギなどがもう1羽もいません。

 この佐久市の中ほどから東に向かって佐久市内を進むと、八重のピンク色のシュウメイギクが綺麗に咲いていました。





 夏に咲いたウバユリは種を含んだ“実”を付けています。



 ここからさらに、佐久市の東端にある佐久市新子田にひろがっている独立行政法人家畜改良センター茨城牧場長野支場まで戻りました。



 茨城牧場長野支場の構内にあるソメイヨシノの古木は葉を赤茶けた色に紅葉させています。葉は散り始めています。

 ここからはまた、北側にそびえている浅間山を眺めました。



 佐久市の秋はどんどん進んでいます。

 いずれ、浅間山の山頂は何回か冠雪し、その冠雪が定着します。次第に秋の寒さが厳しくなっています。

 佐久市の東側にある高台から西側を見ると、遠くには北アルプスの峰嶺がいくらか見えます。



 画面の右側には特徴ある槍ヶ岳がいくらか見えています。北アルプスの峰嶺がいくらか冠雪し、白くなったので存在感が増しています。

 地図上では、佐久市の真西には松本市があります。このため、北アルプスの峰嶺が冠雪すると、いくらか見えるようです。

 なお、独立行政法人家畜改良センター茨城牧場長野支場については、弊ブログの2020年11月7日編をご覧ください。