MANNA MEZZO de la ひとやすみ

ヴォーカリスト、ゴスペルクワイア・ディレクターのMANNAが綴る、ひとやすみコラム。

不思議な瞬間

2008-01-14 21:56:25 | Weblog
毎年の流れとして夏以降から秋に向けてはアワラチャルのだいたい固まった内容に補足したりもう一エッセンス足りないなーと思うものを模索したりしながら収穫の秋に向けてなだれ込み現象・・
体力的にはそれぞれの現場を引っ張っていくのにとてもパワーを使うので肉体的にハードな時期です。
11月をすぎるとあかさたな合唱祭、オープンリハと最終詰めの段階に入っていてこの先は引っ張っていけると自分を信じて歌いきれるとみんなを信じてその年に関しては具体的な物理的な標題に向かって走る時間

同時にこの11月くらいから翌年のテーマや曲の候補探しが始まっています。実際にホールの抽選と払い込みは一年前なので、去年はまさにコンサートの当日に2008の為の抽選にメンバーが当たっていました。
もしミューズがはずれちゃったらかなりテンションさがるなーーでもメンバーは知らないんだから自分の中で処理しないとなーーとどきどきの午前中をすごします

どんどん候補日が埋まって行き絶望的な気持ちになったりしてー
12月27日がとれてるってきいたのは全体リハを始めるためにみんなで挨拶していたその時でした!
27って聞いた瞬間よかったーー、そして2008はクリスマスをはずしたからカウントダウンだぞーーって確信しました。

そんな気持ちで曲探しをしている中ふっと息子が聴いてみろっとダウンロードしてくれた曲がseasons of love
一年をかみしめるようなふりかえれるようななんてテーマにそった曲だろうと感謝・・

あとやはりカウントダウンだから第九は挑戦したいなーー
あの有名な最終章のフルコーラスに入る直前にテナーから始まる素晴らしい旋律があります。それに続くソプラノの最高音の響き・・

私達のグループはクラシック的発声を目指してないので残念ながらとても一年ではそのフレーズを歌えるようにはならないけど逆にファンファーレであのフレーズを吹いたらどうだろうか?・・と思いつきました
あのスーパーセクションにあのフレーズを吹かしたらぶっとびそうだな・・
まだバンド構成はなにも決まってないけどそんなアイデアもある

年明けるとこんどは候補曲のコード取りコーラス取りにとりかかります
コードは私は苦手なのでいつもバンマスまかせ

そのコードの中で聴こえてるコーラスの音を取っていくんだけどこれが中々大変
黒人の鳴りの素晴らしいグループだと実際出してる音の倍音が聴こえるものだから音取りの時にテンションでぶつかってたりするとほんとわからない
ふつうの脳の回転だと何度きいてもクリアに聴こえないんだけどもうレッスンもマジかで追い詰められてくると集中してやってるときに急にクリアに聴こえてくる瞬間が訪れるのです。
これがたまらなく好き・・
でもこれにいたるまでのプロセスがけっこうしんどいからルーズな私はなかなかそこにいたるまで努力しないんだねーー
もっとストイックにできる人になりたいなーー

いまもぐだぐだとかいているのは音取りに追い詰められてる自分をエスケープしてる要素もあったりして・・
あしたあたりは朝から追い詰まっていると思いますーーー