歴史を見ると、えらいサンがとんちを利かせて考えたものが、
誰にも止められずに(場合によってはみんなナイスアイデアだと思いこんじゃう)
馬鹿野郎なものが多々あるわけですが、
第一回は
「ロシア帝国円形戦艦ノヴゴロド」です。
http://shop.modelship.jp/i-shop/searchresult.asp?keyword=%83m%83u%83S%83%8D%83h
アンドレイ・ポポフ中将というえらいサンが考えて、二番艦まで作られました。
この艦は、
「敵より速く転回して砲の狙いを定め、敵を撃破する」
「回り込まれてもその場で転回して迅速に敵に対応できる」
「砲を撃ったときの安定性に優れる」
「防御力も高いぞ」
のコンセプトで、作っちゃいました。
さて結果は・・・
浮かなかったとかのつまらんオチはありませんよ。
昔、たらいを浮かべて遊んだことはありませんか?
何なら浮き輪をつけて流れるプールに飛び込んで御覧なさいな。
そうです。
この艦は
その場でくるくる回ってどうしようもねえ!!
しかも水の抵抗がすごくてちっともスピードがでねえ!!
当時の戦艦の1/3も出なかったとか。
のろのろとしか進めず、流れに翻弄されて勝手にくるくる回る戦艦。
しょうがないので係留して浮き砲台にしましたとさ。
次回はアメリカ軍の自殺兵器です。