なんか久しぶりに「風の谷のナウシカ」なんぞ見ちゃったんですが、
原作知らないと、映画は地球再生への希望に溢れた物語ですが、
実はとても恐ろしい物語です。
以下ネタバレ含みますのでご注意ください。
映画は原作の序章部分に過ぎず、物語が進むにつれ、とんでもない事実が判明してゆきます。
まず第一に、腐海は汚染された土地ではありません。
腐海とは、戦争で汚染された空気、土地=ナウシカたちのいう毒の空気、土地ではなく、
実は腐海こそが戦争で汚染された空気、土地を浄化しているものだったのです。
つまりナウシカたちにとって清浄な空気、土地とは実は戦争で汚染されつくした空気、土地
ということです。
人類は、王蟲や腐海を戦争で汚染されつくした空気、土地を浄化するために造りました。
そして自分たちは地球が浄化されるまで、冷凍睡眠することにし、
自分たちを目覚めさせるためにナウシカたちを造りました。
ナウシカたちは毒の大気、毒の土地で生きていけるように造られた人造生物だったのです。
ナウシカはその事実を知り、人類たちが眠る墓所に辿り着きます。
人類は墓所の中から、自分たちは地球が浄化された後どうなるのかと問うナウシカに、
地球が浄化された後、汚染に適応させた人類を元に戻す術があると答えます。
それに対するナウシカは、滅びに任せるべきだと、人類を拒絶します。
そして巨神兵を使い、墓所を破壊しそこに眠る人類を殺戮します。
以上で物語は終わります。
人類は滅び、ナウシカたちも腐海の侵食を止めることはできず、浄化された大気内では
生きられない。
自分たちも滅んでいくことになるのです。
おそらく大部分の人がこの真実を知らないと思いますが、黒宮崎駿全開の作品ですよ。
