2015年9月12日朝日のBE 好きな連載「缶詰博士黒川勇人の忙中カンあり」
今回のおススメは明治屋おいし缶詰・瀬戸内産いかなごのごま油漬(和風アヒ―ジョ)486円(税込参考小売価格)
問い合わせは0120・565・580(平日9~17:30)
本文をそのまま引用します。
価格はおおむね300円以上。中身はちょいと凝った多彩な料理。そういう缶詰を僕は「グルメ缶詰」と定義している。
明治屋の「おいしい缶詰」シリーズもその代表で、この8月に発売された「瀬戸内産いかなごのごま油漬(和風アヒ―ジョ)」などは実に凝ったものだ。いかなごといえば、兵庫あたりでは釘煮という佃煮で出てくるが、こちらはにんにくと唐辛子を効かせたごま油で柔らかく煮てある。愛らしき一尾をつまんで頬張れば、はらわたのほろ苦いところ、頭の脂っこいコク、身肉の滋味がいっぺんに味わえる。その全体をごま油の香ばしさが包み込んでいて、唐辛子の辛みはいいアクセントになっている。凝ってはいるが調味を重ねる凝り方ではなく、着想が凝っているのだ。一尾ずつかみしめながら、ただただ缶嘆するばかりであります。
アヒ―ジョはスペイン料理なのだから、この缶詰にも白ワインが合うかと思ったが、思いのほか清酒と相性がいい。はらわたの精妙な苦みに、清酒の自然な甘さがよく合うのだ。その予想外の組合せにも、ただただ缶嘆するばかりであります。
今回のおススメは明治屋おいし缶詰・瀬戸内産いかなごのごま油漬(和風アヒ―ジョ)486円(税込参考小売価格)
問い合わせは0120・565・580(平日9~17:30)
本文をそのまま引用します。
価格はおおむね300円以上。中身はちょいと凝った多彩な料理。そういう缶詰を僕は「グルメ缶詰」と定義している。
明治屋の「おいしい缶詰」シリーズもその代表で、この8月に発売された「瀬戸内産いかなごのごま油漬(和風アヒ―ジョ)」などは実に凝ったものだ。いかなごといえば、兵庫あたりでは釘煮という佃煮で出てくるが、こちらはにんにくと唐辛子を効かせたごま油で柔らかく煮てある。愛らしき一尾をつまんで頬張れば、はらわたのほろ苦いところ、頭の脂っこいコク、身肉の滋味がいっぺんに味わえる。その全体をごま油の香ばしさが包み込んでいて、唐辛子の辛みはいいアクセントになっている。凝ってはいるが調味を重ねる凝り方ではなく、着想が凝っているのだ。一尾ずつかみしめながら、ただただ缶嘆するばかりであります。
アヒ―ジョはスペイン料理なのだから、この缶詰にも白ワインが合うかと思ったが、思いのほか清酒と相性がいい。はらわたの精妙な苦みに、清酒の自然な甘さがよく合うのだ。その予想外の組合せにも、ただただ缶嘆するばかりであります。
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