Carprod(3)でも書きましたが、CarpRodでは、石鯛竿に比べて、長さも短く、竿で魚の引きを溜めるという感覚も少ないので、必然的にリールのドラッグに依存することが多くなると考えられます。その際、急激に引きに対しては、両軸リールの場合はドラッグの位置の関係でスムーズなドラッグ操作が指でできます(ABUの7000cをイメージしています)が、スピニングの場合は、基本的にドラッグがフロントにあるので、滑らかにドラッグを緩めるという感覚にはなりません。したがって、QD(クイックドラッグ)が真価を発揮します。DaiwaのリールではQD(クイックドラッグ)ですが、Shimanoの場合はUKshimanoの製品では、例えば、Power Aero XTBでは、Hi-Speed Dragでしょうか。 私は右利きですが、リールは右ハンドルです。右利きは左ハンドルだということを聞きますが、私は、利き腕の右手で、どちらかという複雑な動きを司るところのリールのハンドルを回すとか、ドラッグを締めたり緩めたり、さらにネットで魚をすくうことを行います。左手は竿を持つという比較的単純な動作に適していると考えています。
さて、QDですが、実際にリールでその部分を見てみましょう。私が使っているUkDaiwaのtournament Iso 5000QDのドラッグ部分ですが、
写真ような、感じですが、日本製の例えば、タイドサーフのQDはどうなっているか見てみると、
針金部分の形状がIsoの場合は4角形で、タイドサーフの場合は、5角形です。その違いは実際のドラッグを締めたり緩めたりすす際に微妙なスピード感に違いを感じます。
UkshimanoのHi-Speedドラッグが、どうなのかは手元にそのリールがないのでわかりませんが、持っておられる諸兄は一度確認されたらどうでしょうか。まあ、慣れてしまえば、リールも指先感覚で使えて、製品の差以上に手になじむことになるので、慣れが大事であることは否めませんが。竿以上にリールは慣れが大事に感じます。
竿さばき、リールの操作で魚をおとなしくネットインさせることは、CarpAnglerとして一つの技術だと考えていて、竿先を曲げずに大型を取り込む、そこに自分の技術としての成長度をみたいと考えています。
では、そろそろ初釣りの準備にかかりたいと思います(笑)。みなさん、よいお年を。