QD(クイックドラッグ)に関して、以前の記事では、スプールの写真で説明していましたが、いろいろ調べていくと。クイックドラッグの機能はドラッグノブがその機能を果たしているようです。
例えば、UKDaiwaの古いバージョンのトーナメントISO,以下の写真に関して。
日本製のトーナメントISO遠投と呼ばれている旧バージョンのリールは、UKの物とは、QDでない点と、ハンドルノブが木製でないところ以外はほとんど同じです。しかし、QDは鯉釣りでは重要な機能なので、日本製のものをQD化できないかとこれまでもいろいろ一部の釣り師の中では試行錯誤されてきました。以前はユーロカープさんで、替えスプールとノブが購入できたのですが、現状ではそれもできません。しかし、ドラッグノブだけを交換するだけで、QD化できると聞きました。
実際、ISOと互換性のあるパワーサーフのドラッグノブを、ISOに装着して試してみると、満足度100%とは言えないまでも、なんとかQD化できるようです。パワーサーフのドラッグノブは部品として1個1000円ほどでメーカーから購入できるので試してみる価値はあると思います。私も試してみましたが、そもそも私のリールは UKのISOですが、これにパワーサーフのドラッグノブでうまく作動しました。また、私が持っているダイワのタードサーフの5000番でもスプールだけでなく、ドラッグノブも互換性があることがわかりました。また、タイドサーフのドラッグノブでもQDは作動しますので、これも参考になるかと思います。
UKDaiwaのトーナメントISOは鯉釣りのリールとしては、一つの完成系としての価値があり、重さ、遠投性等からもすでに廃盤になったものの、未だに中古でも新品に近い値段がつき、中古市場でも滅多に出ないので貴重なタックルの一つと言えます。