@サラ☆
劇団☆新感線の舞台を初めてみたのは2002年の8月だから、
もう20年のお付き合い。
はじめて『アテルイ』(堤真一、市川染五郎、水野美紀らが出演)の舞台を新橋演舞場の3回席から見て、
舞台狭しと走り回る活劇、染五郎が花道で見得を切るかっこよさ、
歴史をモチーフにした時代劇調のストーリーの盛り上がり……。
どれをとっても新鮮だし、劇の終盤に差し掛かるあたりから
観るほうもアドレナリンが高まるようで、感動に包まれる幕切れ。
手が痛くなるくらい拍手した、かってない観劇体験でしたよ。
それ以来、かなりマメに新感線の芝居を追いかけてる。
今回の『神州無頼街』の舞台は幕末。
「ところは駿河国の清水湊。 清水湊にその人在りと噂された侠客・ 清水次郎長 の快気祝いのため、ある料亭に甲州駿河の名だたる博徒の親分衆が集まっていた。」
という前振りから始まる幕末の侠客たちの戦い。
そして、富士山のすそ野にある(という設定の)神州無頼街で繰り広げられる
呪術が跋扈(ばっこ)するなんともハチャメチャなストーリー。
福士蒼汰と宮野真守、松雪泰子に高嶋政宏という客演で、
歌に踊りに、なんだかわからないギャグに盛り上がりつつ
芝居の渦に巻き込まれ、ウキウキしながら見終わりました。
カーテンコールが何回もつづいて、なかなか終わらない。
楽しかったなー。
ちなみに劇団☆新感線は1980年に大阪芸術大学に在学中の、
いのうえひでのりが仲間と立ち上げた劇団。
座つき作家の中島かずきが参加したのは1985年。
2人は高校演劇で知り合った仲らしい。
しらべたら、いのうえひでのりは福岡市の私立大濠高校。
中島かずきは福岡県立田川高校。
じつにサラも福岡市の県立高校で演劇部でした。
高校演劇は地区予選、県大会、九州ブロック、そして全国大会まである。
高校演劇で知り合ったってことは、
2人は少なくとも県大会くらいまで出たってことでしょうか?
それともワークショップみたいなのがあり、そこでの知り合い?
お二人の出身が地元だけに、ちょっと興味をひかれたのでした。