新しいPARCO劇場は、ピカピカだった。
半年以上芝居を観ていないので
やたら新鮮で、ワクワクする。
『大地』は三谷幸喜がPARCO劇場の柿落としのために書いた新作のお芝居。
「三谷流俳優論──個人主義でありながら、集団の中でしか生きるこたの出来ない、不思議な生き物『俳優』を、正面から描く」
という前振り。
面白かったー。
一人一人いい演技なのだけと、
とくに大泉洋と、藤井隆がよかったかな。
笑ったわらった。
ソーシャルディスタンスで、両隣は空席。
声に出して笑ったのが、響き渡った感じ。
芝居は、ある政治犯収容所の話。
独裁政権の国なんだろう。
ペットのように可愛がる豚の名前がフランチェスカ(たぶん…)
ということからして、ヨーロッパ?
政治犯で収容されて来た俳優たちが繰り広げる群像劇。
悲喜こもごものお話し。
けっこう胸に迫るところもあり、笑えるところもあり。
悲惨な状況を笑い倒すところ、いいなと思う。
俳優ばかり揃っていても、観客がいなければ芝居は成り立たない、という落とし込みだつた。
いいお芝居!
また再演があったら、観てみたい。
コロナ時代らしく
オンラインライブでパソコンで観れたりする。もちろんチケットを買うのだけど。
帰りに公園通りを歩きながら、芝居っていいなーと、胸いっばいになった。