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あるいは、「無人島に本を一冊もっていくとしたら?」「無人島にモノを一つしか持ち込めないとしたら、何をもっていくか?」などなど。
もし、自分が無人島で、独りで生活しなければならないとしたら、「どんなものがあったらいいな」と思いますか?
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そして、「いろんなものがあると助かるし、便利だろうな」と想像した結果、ロビンソン・クルーソーに、ほぼ船1艘ぶんの品物を提供することにした。
☆物語では、嵐の夜に難破しそうになった舟から、ロビンソン・クルーソーをはじめとする乗組員全員が、ボートに乗って脱出します。
でも、荒れ狂う波にもまれ、ボートはあえなく転覆。
陸地にたどりついて助かったのは、ロビンソン・クルーソーただ一人でした。
猛獣を避けるために木の上で眠り爆睡したのち、朝になって目覚めたクルーソーは、海岸近くの浅瀬に乗り上げて、なんとか原型をとどめている船を発見したのです。
「みんなで船に残っていれば、全員助かったものを…」
そう思うと、胸が張り裂けそうになるのでした。慟哭です。
でも、気持ちを切り替え、船から運び出せるだけの物を運び出そうと決心しました。
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そんな調子で、クルーソーはいろんなものを見つけては、筏を組み、火事場のバカヂカラで、さまざまなものを船から運び出します。
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ちょっとした一財産です。
そして、読者としては、クルーソーが何かを見つけるたびに、「おおっ」と嬉しくなるのです。
これからクルーソーと無人島生活をともにするのですから(もちろん読者は居心地のいい部屋の中で、熱いコーヒーでも飲みながら)、魔法の袋からものが出てくるように、いろんな品物がみつかると、自分のことのように喜んでしまうのです。
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ワクワクしてしまいます。
最初の質問ではないですが、現代に生きる自分の場合は、どんなものを無人島にもって行きたいか。
そんなリストを作ってみるのも、楽しいかもしれません。