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ダン・ブラウンの小説『ダ・ビンチ・コード』です。
「えっ、まだ読んでないの?」といわれそうですが、なんといってもこの小説が、“このミス1位”かなんかになったとき、たまたま忙しくて本どころではなかったのです。
それに、あんまりもてはやされているもので、いささか敬遠したというところもあります。
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ハリー・ポッターだって、あんなに大勢の人が、それこそ世界中の読者が夢中になっていて、やっぱり面白いのですから。
それに、大ベストセラーでないかぎり、歴史の荒波を超えて後の世に残っていくことはできません。
『ロビンソン・クルーソー』だって、大ベストセラーだったからこそ、現代も読み継がれているのです。
言い方が逆でした。
小説にそれだけの力があるから、より多くの人たちを魅了し、後の世にまでのこるのです。
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もうこうなったら、大きな仕事が片付いたときとか、お正月とか、誕生日とか、記念すべき日のために、自分へのプレゼントとして取っておきたいです。
読んだ人はすでに小説の面白さに至福を味わっているのでしょうが、わたしは、まだ読んでいないので、これから面白さを味わえる至福が待っています。
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