原作の三浦しをん作『舟を編む』を読んでないから、なんとも言えないけれど、映画は原作をうまく表現できているのだろうか?
原作はとても面白いらしい。
ともあれ、映画も面白い。
辞書編纂場面は実直、恋愛場面はかぐや姫を連想させて物語っぽい。
松田龍平ふんする馬締くんが、なんともいえず味がある。
ブレずに仕事に取り組む姿勢には共感がもてる。
だけど、なんといっても印象的なのは早雲荘。
大学時代、学生街に住んでいたときの古いアパートと雰囲気がよく似ている。戦後すぐに立てられた一連のアパートの一つだった。
部屋のドアは木でできていて、ひし形の窓がついていた。
馬締は学生のときから住んでいて、社会人になってもそのまま居ついた感じ。
ああだったよなあ、とノスタルジックになる。
ロケに使われたのは、文京区本郷にある、旅館従業員向けのアパートなのだとか。
急勾配の坂の途中にある二階建ての木造建築。
行けば見つけられるかな?
辞書の編纂は地味な仕事なのに、最後は盛り上がるのがスゴイ。続けて2回観たけれど、2度めも飽きずに面白い。
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