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ここ何年か、夜7時のニュース以外、ほとんどテレビを見てなかった。
にも関わらず、今回のNHK朝ドラの「半分、青い。」は毎回欠かさず見てる。
朝ドラは「あまちゃん」のロケ地取材をしたので
「あまちゃん」全回制覇したし、
「花子とアン」も村岡花子さんの伝記的なドラマだったので全回見た。
以来のご無沙汰なのに、今回「半分、青い。」を見てるのは、
北川悦吏子さんの脚本だから。
「ロングバケーション」の滅茶苦茶ファンだった。
あの古いマンションの4階の部屋から
スマートボールを下の道路に落とし、
それが4階まで跳ね返ってくるシーン…忘れられん。
恋愛ドラマの神様といわれているだけに、
どんな朝ドラになるのか、期待せずにはいられない。
それに、豊川悦司と映画「ろるうに剣心」でかっこよかった佐藤健を
じっと見られるのも、朝のスタートとしてはいい感じ。
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そこにもってきて、
今日出くわしたのは
カリスマ少女漫画家に扮するトヨエツが
アシスタントの主人公に熱くぶちかます「物語論」。
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幼馴染の律(佐藤健)と別れ、泣いてばかりいる鈴愛。
仕事中にウッとこみ上げては、トイレに駆け込んで泣いて。
で、出てきたところにトヨエツがやってきて、こう言うのだ。
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「楡野、描け!
泣いてないで。イヤ泣いてもいいから描け。
漫画にしてみろ。
物語にしてみろ。
ラクになる、救われるゾ。
創作は、物語をつくることは、自身を救うんだ。
わたしはそう信じてる。
物語には、人を癒す力があるんだ!」
物語のつくり手は、自分の体験を物語に昇華することで癒しを手に入れる。
じゃあ、物語の受け止め手はどうなんだろう?
自分の経験と照らし合わせて共感したり、
物語に心を沿わせることで、物語世界に飲み込まれ
やっぱり癒されるんじゃないかなー。
これって、脚本家北川悦吏子さんの持論だと思うけれど、
漫画家トヨエツの口から飛び出した言葉であり、
威力があ.る。
朝から、ちょっと心惹かれた。