サラ☆の物語な毎日とハル文庫

冒険小説について

エアコンのきいた涼しい部屋の中で、ソファーにのんびりとくつろぎ、コーヒーを飲みながら、死と隣り合わせの冒険小説を読む心地よさ。

自分としては、死ぬほどの喉の渇きを体験させられるのは、ちょっとごめんこうむりたい。
溺れそうになるのもイヤ。
だけど、読むぶんには、面白いのです。

身体はのんびり、心はハラハラ。
小説の中の主人公の危険は(「きっと最後にはなんとかなるに違いない」という暗黙の了解のもとで)、わたしにとっては蜜の味。

わたしみたいな小心者にとっては、人の冒険話のほうが、自分が危険な目に会うよりずっといい。

なかには、作家の開高健や、探検家の高橋大輔氏のように、自分が出かけていって、自分で体験したいという、勇気ある人たちもいるようですが、わたしはいつも読者の立場で、その冒険話を満喫する側にいたいと思っているのです。
今日みたいに真夏の暑い日は、エアコンの効いた涼しい部屋で、冬には、ぬくぬくとしたコタツにもぐりこんで、冒険をこころゆくまで楽しみたい。

「冒険小説」は、そんなわたしのような読者に、居ながらにして冒険の醍醐味を提供してくれる、すごく貴重で大切で、豊かな存在だと思います。
そうだっ、「冒険小説」の前に“良質の”という言葉をつけるのを、忘れないようにしないと…。

やんややんや、ハイホーッ! 冒険小説に乾杯!!
(そうです。いま飲んでいるのは、コーヒーではなく、ワインです。)
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