サラ☆の物語な毎日とハル文庫

『リトル・ダンサー』をNetflixで見た

去年『リトル・ダンサー』のミュージカル

『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』が

赤坂ACTシアターで上演され、

知り合いがこれを観て号泣したと言っていた。


 

あれっ、そんなにいい映画だった?

タイトルは知っていたけれど、見てなかった。

(日本では2001年に劇場公開された映画。)


 

と思ってたところ、Netflix のラインナップにあがっていたので見ました。

 

時代は1984年。

イギリス北部の炭鉱町が舞台。

11歳の少年ビリーは、

父親のボクシング好きにより、ボクシング教室に通っていた。

その教室と同じフロアにバレエ教室が移動してきたことから

バレエに興味を持つビリー。

 

天性の踊りの素質を持つビリーは、父親には内緒でバレエ教室に通い始める。

 


時代背景と生まれ育った環境からして、

「男がバレエをやるなんてとんでもない」

というシチュエーションのなか

ビリーはダンスにのめり込む。


 

結局ロンドンのロイヤルバレエ学校を受験するのだけど

その間の家族との葛藤や、

それでもダンスに夢中な少年ビリーの姿に、目が離せない。


 

 

印象深いのはロイヤルバレエ学校受験で

面接を受けるシーンだ。


 

実技試験では、

ビリーは緊張のあまり、用意した音楽が流れ出しても

振付を忘れ、動くきっかけをつかめない。

仕方なく、生来の感覚のままに踊った。

たぶん型破りで奇妙な踊り……バレエ学校の先生たちにとっては。


 

でも、炭鉱町でビリーを指導したウィルキンソン夫人は、

バレエ学校では一目おかれる人物だったらしい。

その夫人の推薦ということで、

面接ではいろいろ聞かれる。


 

すでに待ってる間にほかの子とトラブルを起こし

ダンスでは失敗したと思っていた失意のビリーは

その質問に「さあ…」


 

それでも、最後にメインに座っていた女の先生が質問する。

 

 

「最後にもう一つ、ビリー

踊っているときはどんな気持ちが?」


 

「さあ…

…いい気分です。

最初は体が硬いけど、踊り出すと

何もかも忘れてすべてが消えます。

何もかも…

自分が変わって、体の中に炎が…

宙を飛んでる気分になります。

鳥のように、電気のように…

そう、電気のように」


 

ビリーの答えを聞いて、

先生たちは驚くのだ。

この感覚こそ、天性の才能の証。

逸材かもしれない。


 

 

結果通知にはハラハラさせられるけれど、

ビリーは合格。

 

父親と兄とちょっとボケかけたおばあちゃんが

ビリーを送り出すシーンは泣けてしょうがない。

(母親は数年前に亡くなっている)

 

 

時が過ぎ、いよいよビリーの初舞台。

父親と兄はロンドンの劇場に出かけていく。


 

父親は始まる前から泣いている。

 

青年に成長したビリーが

白鳥の衣装をまとい(といっても上半身は裸)

舞台に飛び出して跳躍する。

青年ビリーを演じたアダム・クーパーの姿がスゴイ。

ビリーの才能と努力が結実したことを

セリフも言わずに跳躍だけで示すそのシーンが素晴らしい。

 見てるほうはもう泣くしかない、という感じのラストだった。

 

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