失望している【治し方がわから]ない】自律神経失調症 専門治療

自律神経失調症の症状は多彩です。人に聞けない。全て解決します。

追われてる感じ・・薬を使わず・・短期に回復

2017-12-27 12:03:46 | パニック・脅迫神経症
自律神経活性療法(ゆどう術)の 
薬を使わない富永しゅうかんです。

3か月以上続くのは自律神経が原因。
自律神経に起因する内容を書いてゆきます。

詳細に関してはメールにて。迅速返信します。

自律神経・遠隔治療を受付てます。PC版では絵が動きます。

こんにちは、
著書「めまい・吐き気・不眠の治療」から抜粋して連載します。
前回の続き・・・



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現在、中学二年生のM ・0君は、午前中だけとか、また、体のきついときには、午後から二
時間、とにかく学校介何けるまでに回復してきた。

最初にM・O君が母親と一緒に、私の所へ来たのは一年半前。そのときの症状は鬱状態であ
って、何の話もできない。返事もできないという状態。彼は俯向き加減にぐったりとしていて、

体がだるく、ものすごく頭が重く感じられ、頭痛もあると細い声で訴えるのがやっとのことで
あった。

母親から話を聞いてみると、小学校五年生の頃に、とつぜん自分でいろいろな塾へ行くと言
いだした。

そして何力所かの塾に行き始めた。 一週にニカ所の塾通い、その他にも習いごとを一つ、週
三回通っていたという。

塾へ行って勉強するために時間を費し、学校の宿題が出来ないので、朝早く起きて学校の宿
題をしていたそうだ。

43頁
非常に勉強好きな子供だと両親は満足、 ニコニコしていたが、このときすでに正常な状態で
はなかったということが分かっていなかった。

病気に対しての知識もないし、失調症のことも知らなかった。M・O君は活発で返事もはき
はきとして、家のこともよく気がついた。

よく勉強する。外見上はまったく異常が認められないのである。
しかし、これが交感神経緊張の状態であって、自分で塾を探してきて行き始めるということ

は、M ・0君の心理的な内面を注意ぶかく観察すれば、彼がじっとしておれない、ゆったりと
した気分になれない、何かに追いまくられているということが理解できる筈である。
これは一
種の強迫神経症(脅迫ではない)、何かをしないといけないのではないか、何かをしてないと、
遅れるんじゃないかという強度の強迫感念にとりつかれているためである。

目に見えない何ものかに迫られているような精神状態となって、次から次へと手当りしだい
にいろいろなことをし始めなければ落ち着けないのだ。

これはあきらかに神経症の症状である。ところが世間一般では、勉強に一生懸命になること
は良いとされている。この良いとされている習慣に問題がある。

つまり、子供では勉強熱心、家のお手伝い、塾へ通うということでも自ら規準があり、
過度になると脳の機能を使い過ぎて・・・


富永修侃(しゅうかん)著書
・よくわかる自律神経失調症
・よくわかる心の病
他11冊・ホームページで無料で読めます。