6月30日(火)
倶知安(旭ヶ丘キャンプ場)~鵡川~静内(森林公園キャンプ場)
午前8時起床。1時間後には出発。
羊蹄ふきだし湧水のある公園に寄るが、はっきりした場所がわからず、276号線を支笏湖方面に向かう。しかし、寒い。空模様もいまひとつ、はっきりしない。ということで支笏湖は横目に通り過ぎて道道16号を千歳方面に向かうが、この道はなかなかいい。
さらに国道337号から道道226号を追分という町にでて、274号をさらに夕張方面へ向かう。夕張市を跨いだところにあるドライブインで、カツカレーの朝&昼食。しみじみうまい。食後、274号と交差する237号を鵡川方面に南下。235号と交差する富岡でからちょっと逆戻りする感じで鵡川に向かっているつもりが、なぜか苫小牧方面に10キロも走ってしまう。なにやってんだと、気を取り直してUターン。鵡川では橋を渡った左側にあるシシャモ専門店で冷凍のシシャモ(8匹、1100円)を購入。やはり、旬の時期は秋とのこと。
有名な競走馬のいる様々な牧場の看板を横目に見ながら、昨日の元大工をやっていた男性から聞いたお勧めの静内町「森林公園キャンプ場」に午後4時前には到着。5時までにはキャンプ場近くの温泉などに浸かり、無料のマッサージ機で身体をほぐし、受けつけのホールでカンビール4本を買ってキャンプ場に戻る。
マッサージ機は2台あったが、横に座っている女の人はどう見ても、沖縄かなという顔の造作だ。不思議な気分だったが、その人の子供がやってきて(家族でやってきていた)、そうか、アイヌ系の人たちかと納得。そういえば、この地はシャクシャインが蜂起した場所に近いのだった。
大阪からやってきているという馬好きのキャンパー(ZZR400)に、東屋でやっている会費50円のチャンチャン焼きに誘われるが、味付けに失敗したらしく、やたら辛い。自分もシシャモを提供。そのキャンパーはもう1人の名古屋からきたチャリダーと共に意気投合して、2人とも、もう1ヶ月以上ここにいるという。今では管理人とも仲良くなり、今日のチャンチャン焼きの鮭も管理人からの差し入れだという。2人とも競馬ファンで、馬の名前を際限なく出されるが、一体、なにをしゃべっているのか、ちんぷんかんぷん。他に、やはり大阪から一人旅の60歳代のおじさん。さらに大阪から車で2ヶ月の予定で北海道を回るという25歳の同級生女の子2人組。1人は大阪中央市場で働いているらしく、無理して休暇を取ったらしい。
競馬ファンの男たちは、「これ言っちゃいけないって言われてんのやけどね」と言いながら、女の子たちの反応を見たりしている。
「なんやの、なんやの?」
得意そうにペラペラと、「あしたな、馬のなにするところを管理人の特別の計らいで、見れるんや」と秘密めかしてしゃべる。
「ええ、なんやのなんやの、なんやのぉお」
どうやら、馬の種付けが見学できるらしい。そんなものに、まったく興味ないといえばウソになるが、疲れを癒したい。トイレに行き、10時くらいにはテントに戻る。彼らは12時過ぎまで騒いでいたようだ。