
○ この子ども達に「タバコの煙のないきれいな空気を!!」それが大人の責任です。
出前教室:「全町民を非喫煙者に」 住民グループ、全小学校で--王寺 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/news/20120121ddlk29100533000c.html
王寺町の住民グループ「王寺町Get元気21煙バイバイ活動」
(山口巌代表)が町立の全3小学校で、タバコの害を伝える出前教
室に取り組んでいる。民間団体が小学校で喫煙防止教室を開くのは
珍しく、グループメンバーは「この活動を続け、いずれは全王寺町
民を非喫煙者にしたい」と意気込んでいる。【熊谷仁志】
「ニコチン、タール、一酸化炭素」。王寺南小(山田均校長、1
83人)の教室で19日、6年生19人が大きな声でタバコの三大
有害物質を唱和した。
メンバーはスライドを使い、クイズを交えながら、ニコチンの依
存性、発がん性物質を含むタールなどタバコの健康への害をテンポ
良く解説。タバコを吸わない人の受動喫煙の問題や、火事の原因に
なるなどの社会的な害についても分かりやすく説明する。
タバコが原因となることがある病気「肺気腫(はいきしゅ)」の
息苦しさを、児童は鼻をつまみながらストローで呼吸するなどして
体感。「お父さんが悪いのではなく、ニコチンが悪い」と愛情を込
めて家族にタバコをやめてもらう方法や、ロールプレーでタバコを
誘われた時の断り方も伝授された。
同グループは03年7月に発足。王寺駅前での歩きタバコ禁止や
飲食施設での分煙協力の呼びかけなど地道な活動続けてきた。
「未成年者にタバコの害をきちんと教え、喫煙者にしないことも
大切」と小学校では前年度初めて、王寺北小の5、6年生を対象に
出前教室を実施。学習指導要領では、6年の体育(保健領域)で、
喫煙が健康を損なう原因となることを理解させるように定められて
おり、今年度は王寺南、王寺両小の6年生対象に行った。
山口代表は「来年度からは毎年、3小学校で6年生対象に出前教
室を開きたい」と話している。