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皆さん、おはようございます!
プロ研修講師・プロコンサルタント・中小企業診断士のあお先生こと青木公司です。
本日は「救うことのできなかった行きつけのイタリアン」についてです。
以前、僕が行きつけにしていたイタリアンがありました。
地下にあるその店ですが、雰囲気がいい。
落ち着いた店内。木目調の雰囲気。
ランチタイムにはおいしいハンバーグセット、大盛に無料でできるおいしいパスタ。900円の複数の料理が味わえるプレート。パン食べ放題。
それで750-900円。ドリンク別。
大好きでいきまくっていました。
夜いけば、世界のビールがおいてあり、ワインも値ごろ感あり、
バイトの女の子もみんな素敵女子で気さく。
店主もいい味出していて大好きでした。
夜は仲間といったり、一人で行ったり。
本当に好きでした。
店主もアルバイトの女の子も「先生先生」と慕ってくれました。
僕が東京オリンピックのバッチをスーツの上着に着けていると、アルバイトの子が「先生。すごくいいな!これ私にください」と奪い去ったりするくらい仲良くしていました。
昼も夜も大盛況でした。
ところがです。
ある時、久しぶりにランチタイムにその店に行くと、店がガラガラなんです。
客が一人もいません。
不思議に思っていたら、バイトの女の子が飛んできました。
そして、すごく苦しそうにしながら「青木先生。ちょっとお店、メニューが変わってしまったのですが、大丈夫ですか・・・」と。
ん?どういうこと?
「大丈夫です」そういって席に着きました。
そしてメニューが来て驚きました。
「1500-2500円」3品。ドリンクなし。
内容も、以前の900円プレートのものとそう変わり映えはしません。
えええ???どういうこと???
やむなく1500円のものを頼みました。
こっそりバイトの子に「なんでこうなっちゃったの?」と聞くと、バイトの子が恥ずかしそうに「店長が」と。
店主がきたので聞いてみました。
すると店主はこういいました。
「いやーー。ランチタイム忙し過ぎたんですよ、。とにかく客がき過ぎて、何回転もしてずっとただ作り続けるだけでしょ。 僕がやりたいのはそういう店じゃないので、思い切ってちょっと料理を豪華にして、値段を上げたんですよ。高単価に。
それでランチタイムに高単価で酒でも飲みながら、ゆったり、時間を過ごす客に来てもらって、そういう客と話とかしながら過ごす店にしたいのですよ。
今は切り替えたばかりだから客、こないですが、すぐにきますよ。」と。
僕はしっかり聞いて、うなずき、「個性的な発想ですね」とか「なるほど。そういう店、やりたくなっちゃいますよね」とだいぶ共感を示しながらも、最後にこういいました。
「この辺りはオフィス街なので、ランチタイムにお酒を飲んでゆったり過ごしたい人はこの辺ではないところにいるかもしれないですね。いずれ、そういう人がくる場所でそういうお店をやるのもいいかもしれないですね。
このお店は夜のお客も、ランチタイムでいつも来ている人が夜も利用することが多いようでしたよね。
そのためにもランチタイムにまずお客が来るのが大切です。
実際、昼も夜もたくさんお客がいたと思うのですが、今は夜のほうはどうですか?
また、もし高価格でくつろげる店にするなら外観や内装、備品、店のテイストも高価格に見合う雰囲気に帰ることが必要で、値段を上げた以外に明確に変化がないと、お客もびっくりしますよね。
せっかくのチャレンジなのでしばらく実験してみて、もしうまくいかなければ、既存客が離れる前に戻すのもいいかもしれませんね。」という趣旨を伝えました。もちろん最大限柔らかくです。
ぼくとしてはかなり危機を感じたので、それでも上記よりやわらかく、店主を立てながらそう言いました。
バイトの子数名は大きくうなづいていましたが店主は、「いやーーー。もう決めたんで。」と言いました。
その後、僕はランチを数十分で食べないといけないし、その店にはいかなくなりました。
その店の前を何度もその後、とおりかかりましたが、外の席にまでいっぱいだったお客は全く入らなくなっているようでした。
以前は外の看板メニューに写真、価格が書いてあり、それで地下に呼び込んでましたが、そのうち、外の看板から価格が消えました。
値段が高すぎて店に客が来ないと考え、価格を消したようでした。
それでは入った客が「たかい!」と店に入ってからだまされた気分になるでしょう。
そして、先日ついに店の名前が変わっていました。。。。。。
本当に悲しい気持ちになりました。
あんないい店だったのに。
そして、僕は自分を責めました。
もちろん、僕の顧問先でも何でもありませんし、僕の友人の店でもありません。
ただの顧客でした。
それでも、あんないい店が気まぐれでまずい方向に行くのを防ぎきれなかった自分を。
そして、一度伝えて受け入れられなかったので、「いいや。それなら別のいい店に行こう。」と思い、別の行きつけを見つけ、満足しまくっていた自分を責めました。
救うことができなかったあのイタリアン。
僕の後悔の歴史に刻み、そして、次同じことがあったら、今度は救ってあげたいと思います。
僕の顧客でなかったとしても。
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皆さん、おはようございます!
プロ研修講師・プロコンサルタント・中小企業診断士のあお先生こと青木公司です。
本日は「救うことのできなかった行きつけのイタリアン」についてです。
以前、僕が行きつけにしていたイタリアンがありました。
地下にあるその店ですが、雰囲気がいい。
落ち着いた店内。木目調の雰囲気。
ランチタイムにはおいしいハンバーグセット、大盛に無料でできるおいしいパスタ。900円の複数の料理が味わえるプレート。パン食べ放題。
それで750-900円。ドリンク別。
大好きでいきまくっていました。
夜いけば、世界のビールがおいてあり、ワインも値ごろ感あり、
バイトの女の子もみんな素敵女子で気さく。
店主もいい味出していて大好きでした。
夜は仲間といったり、一人で行ったり。
本当に好きでした。
店主もアルバイトの女の子も「先生先生」と慕ってくれました。
僕が東京オリンピックのバッチをスーツの上着に着けていると、アルバイトの子が「先生。すごくいいな!これ私にください」と奪い去ったりするくらい仲良くしていました。
昼も夜も大盛況でした。
ところがです。
ある時、久しぶりにランチタイムにその店に行くと、店がガラガラなんです。
客が一人もいません。
不思議に思っていたら、バイトの女の子が飛んできました。
そして、すごく苦しそうにしながら「青木先生。ちょっとお店、メニューが変わってしまったのですが、大丈夫ですか・・・」と。
ん?どういうこと?
「大丈夫です」そういって席に着きました。
そしてメニューが来て驚きました。
「1500-2500円」3品。ドリンクなし。
内容も、以前の900円プレートのものとそう変わり映えはしません。
えええ???どういうこと???
やむなく1500円のものを頼みました。
こっそりバイトの子に「なんでこうなっちゃったの?」と聞くと、バイトの子が恥ずかしそうに「店長が」と。
店主がきたので聞いてみました。
すると店主はこういいました。
「いやーー。ランチタイム忙し過ぎたんですよ、。とにかく客がき過ぎて、何回転もしてずっとただ作り続けるだけでしょ。 僕がやりたいのはそういう店じゃないので、思い切ってちょっと料理を豪華にして、値段を上げたんですよ。高単価に。
それでランチタイムに高単価で酒でも飲みながら、ゆったり、時間を過ごす客に来てもらって、そういう客と話とかしながら過ごす店にしたいのですよ。
今は切り替えたばかりだから客、こないですが、すぐにきますよ。」と。
僕はしっかり聞いて、うなずき、「個性的な発想ですね」とか「なるほど。そういう店、やりたくなっちゃいますよね」とだいぶ共感を示しながらも、最後にこういいました。
「この辺りはオフィス街なので、ランチタイムにお酒を飲んでゆったり過ごしたい人はこの辺ではないところにいるかもしれないですね。いずれ、そういう人がくる場所でそういうお店をやるのもいいかもしれないですね。
このお店は夜のお客も、ランチタイムでいつも来ている人が夜も利用することが多いようでしたよね。
そのためにもランチタイムにまずお客が来るのが大切です。
実際、昼も夜もたくさんお客がいたと思うのですが、今は夜のほうはどうですか?
また、もし高価格でくつろげる店にするなら外観や内装、備品、店のテイストも高価格に見合う雰囲気に帰ることが必要で、値段を上げた以外に明確に変化がないと、お客もびっくりしますよね。
せっかくのチャレンジなのでしばらく実験してみて、もしうまくいかなければ、既存客が離れる前に戻すのもいいかもしれませんね。」という趣旨を伝えました。もちろん最大限柔らかくです。
ぼくとしてはかなり危機を感じたので、それでも上記よりやわらかく、店主を立てながらそう言いました。
バイトの子数名は大きくうなづいていましたが店主は、「いやーーー。もう決めたんで。」と言いました。
その後、僕はランチを数十分で食べないといけないし、その店にはいかなくなりました。
その店の前を何度もその後、とおりかかりましたが、外の席にまでいっぱいだったお客は全く入らなくなっているようでした。
以前は外の看板メニューに写真、価格が書いてあり、それで地下に呼び込んでましたが、そのうち、外の看板から価格が消えました。
値段が高すぎて店に客が来ないと考え、価格を消したようでした。
それでは入った客が「たかい!」と店に入ってからだまされた気分になるでしょう。
そして、先日ついに店の名前が変わっていました。。。。。。
本当に悲しい気持ちになりました。
あんないい店だったのに。
そして、僕は自分を責めました。
もちろん、僕の顧問先でも何でもありませんし、僕の友人の店でもありません。
ただの顧客でした。
それでも、あんないい店が気まぐれでまずい方向に行くのを防ぎきれなかった自分を。
そして、一度伝えて受け入れられなかったので、「いいや。それなら別のいい店に行こう。」と思い、別の行きつけを見つけ、満足しまくっていた自分を責めました。
救うことができなかったあのイタリアン。
僕の後悔の歴史に刻み、そして、次同じことがあったら、今度は救ってあげたいと思います。
僕の顧客でなかったとしても。