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あの生チャラメルの花畑牧場シリーズ2 失敗は成功した時のネタ

2008-11-21 17:38:09 | 成長戦略、事業戦略に役立つ情報
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こんばんは。中小企業診断士の青木公司です。

本日もあの北海道の生キャラメルで有名な、芸能人の田中義剛社長の花畑牧場についてお話をします。

田中義剛社長は、かなり若い頃から「ファーム」をやりたいという夢を持っていたそうです。よって、青森県出身の社長は北海道の酪農大学に進みます。
そして、親に頼みます。
田中青年「おやじ。金貸してけれ」
田中父「いくら」
田中青年「3億円」
田中父「バカこくでねえ」

まあ、そうだろうなと思った彼は、まず、お金を稼ぐ手段として、「ミュージシャン」「芸能人」になります。

その後、北海道から東京にいき、芸能人として一定の成功をおさめ、そしていよいよ牧場を作ろうとします。

しかし、芸能人にお金を貸してくれる銀行はそう多くはありません。何しろ、数億円の金額です。

芸能人として、一定の成功を納めたある日、お金を借りる交渉を自分のいる事務所ホリプロに願い出ます。「農業やりてえ。金貸してくれ」

当時、多くの芸能人が売れて、事務所に金があるのを経理に確認して・・・。

2億円を手に入れます。

そして、北海道に牧場を作ります。7万坪の土地に牛一匹。

「馬鹿にしているのか。」北海道の農協、北海道中の農家を敵に回したそうです。

しかし、田中社長には考えがありました。

「俺たちは工場を作るのではない。ファームを作るんだ。小さく作って大きく儲けるんだ。」

まず、チーズを作ることから始めます。

しかし、失敗します。うまくできないのです。売れないのです。

2億円の借金が、3億円に、4億円に・・・。

しかし、和田アキコなどだけではなく、スピードなど売れっ子が次々でていたホリプロなら大丈夫。

「今、成功に向けて、飛行機が滑走中だから・・・・」

最後は借金は10億円まで到達します。

ある時、ホリプロの経営会議に呼ばれ、
「お前の飛行機はいつまで滑走するんだ。エンジンつんでないんだろ。」
「滑走路が永遠に続いているんじゃないか。この詐欺師が・・・」。といわれる始末です(爆)。

社長には考えがありました。

「作るのが難しいのはチーズ。これで成功すればあとは楽勝だ」

ついに成功する時がきました。当時、日本では作る人がいなかった、イタリアのチーズ「カチョカバロ」制作に成功。

「日本初というのがミソ。初だから、マーケットができていない。自分たちがプライスリーダーになり、いくらでも価格を高くつけられる。」

200gで1050円。この高価格で売れる場所は・・・・。

年間2000万人の乗降客数を誇る千歳空港。

1500個の生産量ではあっと言う間に売り切れ続出でした。

そこから、一気に黒字に向かいます。

失敗している時にやめようとか、だめかもと思わなかったのか。

質問に答えて田中義剛社長はいいます。

「ぜんぜん。失敗は成功したらネタになる。おいしいおいしいと思ってましたよ。」

信念とポジティブシンキング。

失敗は助走期間。

失敗は成功した時のおいしいネタ

それが成功を呼び起こすのです。

日本発の

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